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奈良県一人口の少ない、山々に囲まれた自然溢れる野迫川村。この地を流れる河原樋川沿いに佇む、昭和55年に開業した温泉宿泊施設。平日の午前中、日帰り入浴して来ました。
地図で見ると高野山から近いのですが、この時は道路が工事で通行止めだったり、冬季通行止めの区間もあったりして、高野龍神スカイラインから細い山道(工事の為の迂回路)を通って、何とか到着。日帰り入浴は建物の右側のホテル玄関ではなく、左側の「ふるさと山の交流館」から入ります。入浴料は、こちらの右側の受付で。通常600円ですが、JAFの会員証提示で200円引きでした。「ゆっくり温まっていって下さいね」と、スタッフの方から一声。日帰り客にもそう言ってくださる宿は、泊まった時にもホスピタリティの高い場合が多いんですよね。
ここから奥に進むと宿泊棟となり、階段を上がって2階の大浴場へ。棚にプラ籠が並ぶ広い脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に11人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティはリーブルアロエのボディソープと、アロエ・海藻系のシャンプーです。窓際にタイル張り石枠内湯が2槽あり、いずれもうっすら青みがかった透明の温泉法第二条該当泉(源泉名:北今西温泉)が満ちています。総硫黄(硫化水素イオン)の項で該当。泉温19.7℃を加温して、奥の10人サイズの浴槽で41℃位、手前の6人サイズの方は38℃位で供給。PH10.4なのですが、思ったほど肌がツルツルする浴感ではありません。循環・消毒ありで、湯口の湯を口に含むと無味弱塩素臭。湯使いはちょっと残念ですが、窓から山の斜面と川のせせらぎ。ずっと貸切状態で、まったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン52.00mg、鉄(II)イオン0.54mg、リチウムイオン0.15mg、アンモニウムイオン0.80mg、アルミニウムイオン0.39mg、フッ素イオン0.49mg、塩素イオン4.38mg、臭素イオン0.14mg、硫化水素イオン41.70mg、炭酸イオン41.00mg、リン酸イオン0.05mg、硝酸イオン0.13mg、メタケイ酸15.17mg、成分総計0.1683g12人が参考にしています