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投稿日:2016年8月23日
滑らかな二種の硫黄泉 (紫尾温泉 旅籠 しび荘)
きくりんさん [入浴日: 2016年1月29日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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44.0点
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0 - 点
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紫尾神社拝殿下から、こんこんと湧き出る紫尾温泉。現在、この温泉地に4軒ある中で、最も古いとされる温泉旅館。また、九州温泉道の認定施設でもあります。平日の昼頃、日帰り入浴して来ました。
入浴料300円は、玄関から右手奥にある受付で。そこから左手に階段を下りて、別棟の湯小屋へ向かいます。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、奥に4人分のカラン(内2つはシャワー付)がある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
左側に、7人サイズの石造り内湯。緑白色に濁った単純硫黄温泉(源泉名:紫尾温泉 下の湯)が、源泉かけ流しにされています。こちらは、自然湧出の自家源泉で、泉温44.0℃を加水や加温せず、ぬるめの39℃位で供給。PH9.2で、肌がスベスベする浴感です。口に含むと、硫黄臭がしてエグイ味でした。
また、中央には6人サイズのタイル張り小判型内湯。ちょっぴり緑がかった透明のアルカリ性単純硫黄温泉(源泉名:紫尾1号 上の湯)がライオンの湯口から注がれ、源泉かけ流しにされています。こちらは、神社下から湧く「神の湯」と呼ばれる別源泉を使用。泉温50.3℃を加水・加温せず、熱めの42℃強位で供給。PH9.4で、やはり肌がツルツルする浴感です。口に含むと、無味で硫黄臭。窓を開けると、遠く山々の景色。2つの浴槽で交互浴もでき、ずっと貸切状態でまったりできました。
ちなみに、川沿いに貸切利用もできる露天風呂もあるのですが、この日は悪天で利用できなくて残念。次回は、川のせせらぎと共に良泉を楽しみたいです。
源泉名: 紫尾温泉(下の湯)
主な成分: ナトリウムイオン76.8mg、アンモニウムイオン0.9mg、カルシウムイオン1.3mg、フッ化物イオン2.4mg、塩化物イオン10.8mg、硫化水素イオン12.1mg、硫酸イオン1.2mg、炭酸水素イオン141.0mg、炭酸イオン43.2mg、メタケイ酸32.8mg、成分総計323.5mg
源泉名: 紫尾1号 (上の湯)
主な成分: リチウムイオン0.1mg、ナトリウムイオン96.5mg、アンモニウムイオン0.7mg、カルシウムイオン1.0mg、フッ化物イオン3.1mg、塩化物イオン7.9mg、硫化水素イオン13.1mg、チオ硫酸イオン1.8mg、硫酸イオン3.2mg、炭酸水素イオン123.1mg、炭酸イオン46.8mg、メタホウ酸イオン3.6mg、メタケイ酸67.7mg、成分総計370.3mg21人が参考にしています
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