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照国神社の斜め前に佇む、昭和24年に開業した老舗ホテル。鉄筋8階建の建物は古いものの、館内には生花が飾られ、もてなしの心遣いを感じます。平日に、一泊素泊まりで利用して来ました。
この日は、6階のシングルルームに宿泊。禁煙指定のハズでしたが、煙草臭が気になるのは、ちょっと残念。窓から、城山と神社の景色を望めます。浴衣に着替え、早速8階の大浴場へ。
利用時間は、16~23時と翌朝6~9時までで、一晩中入れるわけではありません。天文館という繁華街に近いため、飲み過ぎてうっかり寝てしまい、起きたら9時過ぎだったとならないように注意。実際、近くの吾愛人(わかな)という老舗の郷土料理店で芋焼酎を飲み過ぎて、ふと深夜に目が覚めた為、着いたらまずひとっ風呂が正解でした。
エレベーターを降りて、男女別の大浴場に向かうと、左側が男湯。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、小タオルが備え付けられています。ドライヤーも、もちろん完備。広い浴室に入ると、9人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、お茶系です。
窓際に12人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら茶褐色がかった透明の単純温泉(源泉名: 甲突川左岸11号)が、サラサラとオーバーフロー。泉温35.4℃を、加温して41℃位で供給。PH8.4で、やや肌がスベスベする浴感です。口に含むも、無味無臭。使用状況表示は見当たりませんが、おそらく循環かけ流し併用かな。窓からは、部屋からと同じ照国神社の眺め。チェックイン後の一番風呂を満喫しました。
翌朝、男女入替えになると書かれていましたが、行ってみると昨日と同じ浴室。早い時間に行ったら空いており、出発までまったり湯浴みできました。
主な成分: リチウムイオン0.1mg、ナトリウムイオン270.3mg、アンモニウムイオン0.1mg、マグネシウムイオン8.2mg、カルシウムイオン10.7mg、ストロンチウムイオン0.2mg、マンガンイオン0.7mg、鉄(Ⅱ)イオン0.1mg、フッ化物イオン1.2mg、塩化物229.2mg、臭化物イオン0.8mg、硫酸イオン56.7mg、硝酸イオン0.3mg、炭酸水素イオン256.3mg、炭酸イオン28.2mg、メタケイ酸90.0mg、メタホウ酸4.1mg、成分総計0.9650g35人が参考にしています