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今なお秘境の面影を残している寸又峡温泉に佇む、昭和38年に開業した和風旅館。日曜日の午後、およそ8年ぶりに日帰り入浴して来ました。
入浴料は通常500円ですが、この日は温泉博士の特典で、タダで入浴。建物は、平成11年に全面リニューアルしており、東館と西館に分かれています。フロント右側を奥に進んだ西館の1階、廊下の右側に男女別の大浴場があります。男湯は、右側の浴室「山の音」(女湯は「風の音」)。
棚に籐籠が並ぶ、広い脱衣場。貴重品BOXや、ドライヤーも完備しています。浴室に入ると、左右の洗い場に6人分のシャワー付きカラン。アメニティは一般的なものです。
右側に9人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら緑がかった透明の単純硫黄温泉[源泉名: 混合泉(寸又峡1号・2号)]が満ちています。泉温43.0℃を、42℃位で供給。4km上流から引湯していると湯温が下がる為、加温しているとのこと。PH9.1で、肌がツルツルする浴感です。加水なし、循環濾過ありで、塩素臭がします。
続いて、外の露天風呂へ。飛石を渡って進むアプローチです。奥に12人サイズの円形岩風呂があり、湯温は40℃位。山の斜面に寄り添うように造られ、自然に包まれる雰囲気です。ただ、こちらも塩素臭が気になる点は残念。宿泊客が到着する前で、貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン172.4mg、アンモニウムイオン1.4mg、カルシウムイオン0.7mg、フッ化物イオン14.4mg、塩化物イオン3.1mg、水酸化物イオン0.2mg、硫化水素イオン6.8mg、チオ硫酸イオン1.0mg、硫酸イオン1.5mg、炭酸水素イオン300.6mg、炭酸イオン90.1mg、メタケイ酸26.5mg、メタホウ酸12.5mg、成分総計0.6356g16人が参考にしています