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八戸三沢を過ぎると人の営みが消える。延々造林と無縁そうな原生林が続く。突如として巨大風力発電所と核燃料貯蔵庫施設が現れた、対向車はサッパリ出会わず歩行者もいない、さては異世界別ステージに入り込んだのでないか?
二時間あまり車をすすめるとカルデラの外縁が結界らしく霊場恐山の門がある。奪衣婆と懸衣翁の石像が三途の川の畔で出迎えてくれる
六文銭ならぬ五百円で境内に登山。ようやく参拝者の人影を見た。ご立派な本堂と宿坊だが、、違和感が半端なく湧き上がる。 普通、仏門霊場は杉並木とか有るはずだがカルデラ盆地の縁に有るだけ、数キロ内はカルデラ湖と裂火口の白灰軽石だらけである。この石が色といい軽さといい人骨そのものを連想させるのだ。
真っ白けの地面に童子童女の供物用だろうがパステルカラーの風車がカラカラ下北の風に音をたてている。読経が聴こえる。硫黄の臭いが足元から吹き出している。
寺山修司か花輪和一の白日夢世界かってくらいシュール
エ~、雑味のないピュアなナツメ系酸味、硫黄臭もビュア、白濁具合満点、浴感刺激柔らかさ絶妙良好、手前は約42°奥は約45°前後と推定、極楽王土の湯浴みでございました。熱湯地獄ではこざいませんでした。17人が参考にしています