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山梨市内の葡萄畑に囲まれた住宅街にひっそりと佇む、開湯1700余年の歴史を誇る甲州最古の温泉。日曜日の昼過ぎ、初めて行ってみました。新館は宿泊用、旧館は日帰り入浴用になっています。新館の奥が駐車場なので、車を停め旧館へ。入浴料400円を払い、廊下を進むと左側に男女別浴室。5人サイズのタイル張り内湯には、うっすら濁りのある透明なアルカリ性単純温泉(源泉名:岩下温泉旅館)が満ちています。湯温は40℃位に加温。PH8.9ながら、さらりとした浴感です。もう1つのタイル張り内湯は、3人サイズ。澄んだ透明な湯は、湯温33~34℃位。口に含んでみても、無味無臭でした。続いて一度脱衣場に戻り、廊下を挟んで向かいにある、混浴の霊泉浴槽へ。タイル張りの階段を下りて、半地下になったところに、12人サイズのタイル張り内湯が2つ並んでいます。石組みの湯口から、澄んだ透明な湯が注がれオーバーフロー。どちらも、湯温は33~34℃位。奥には、小さな祠が祀られています。こちらも、さらりとした浴感。まったりしていたら、アワ付きも見られました。先客が上がる時、後から他のお客さんが入ってくる時、当然お湯の小さな波が生じます。静かに浸かっていると、その波で体が心地よく揺さぶられ、いつしかウトウトと…。源泉のゆりかごに抱かれたみたいで、とってもリラックスできました。
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