-
沖縄県沖縄市の中心、通称コザの近くにある伝統ある貴重な沖縄温泉銭湯です。
★最初に、ニフティさんの地図、住所はかなり間違っています、おかげで30分近く迷いました。
実際には安慶田の交差点から南へ行きすぐ左の所にあります。駐車場も4,5台分完備されています。
施設に到着し、店員さんを探すが誰もいません。暫くベンチで待っていると、常連の女性客が来られ、『後から支払えばいいサ~』と言われ為、やむをえず先に入浴させていただきました。
なんとも風情ある沖縄建築外観の銭湯で、中もかなり本土とは異なった造りです。
暖簾をくぐると、脱衣所と一体化した内湯。長野・野沢温泉外湯を彷彿される造りです。
中央に3.4人の小判型の湯船が1つだけ、回りが洗い場となっていますが、蛇口の位置が異様に高い。
ます驚いたのが、蛇口から源泉が出ています。無色透明のアルカリ度の高い透明の湯。加温はありますが、かなりツルツルします。
湯船の湯は薄いグリーンの透明湯、なぜ緑色なのかは後で説明させていただきますが、湯はかなり熱めに設定されており、こちらもかなりツルツル。
消毒臭は皆無。ただしなにやら別の香りが漂っています。
沖縄の方は、あまり浴槽に浸かる習慣が無く、こちらでも皆さんほとんど湯船には浸かっていなかった。洗い場はおじいの談笑場と化しており、濃い沖縄弁はほとんど理解出来ませんでした。
湯上がり後、受付には絵に描いたような沖縄オバアがちょこんと座ってました。店主様です。
色々お話しさせていただいた中で野暮な質問を投げかけてみた。『湯は緑だけど何か入れてるの?』と。
オバアは笑顔で『ああ、湯ノ花をちょっとね』と。本土では大問題となった温泉偽装問題も島ではなんのその。
過去の口コミに、温泉では無いと書かれていますが、誤解であり、正しくは『温泉にわざわざ着色している』です。さらに申し上げると厳密には規定泉であり、温泉法による温泉ではありません。
ただしそんな事もどうでもよくなってきた。色がついていたほうが皆喜ぶ。沖縄ならではのアイデンティティを身震いする程覚えた。
温泉好きの方には沖縄訪問時には是非是非訪問してほしい素晴らしい施設です。温泉の意義を考えされられる衝撃の施設でした。62人が参考にしています