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(続き)
夜の露天もなかなかの雰囲気です。ただし、一人ではちょっぴり寂しいですが。
食事もおいしかったです。最初ボリューム感に欠けるかなと思いましたが少しずつ持ってこられて、最後には満腹。後半に猪鍋。猪って甘いんですね。美味しかったです。
晩御飯の時に翌日渡しになるお土産のあまごのお寿司が用意出来るとのことでしたが、次の日の予定も入っていたためパス。
少々おしつけぽくも感じましたが、でも頼んだ方が良かったかな。後になってやや後悔。
今回囲炉裏の部屋でしたが、囲炉裏の火を見ていると安心感というかほっとするというか、プチサイズではありましたがこれはこれでよかったです。
秘湯という概念はいろいろなものがあると思いますが、苦労して行って朽ち果てた部分があるような宿でもないですし、非常に過ごしやすい点では秘湯という概念からは少し外れる部分もあろうかと思います。
でも小汚さや使い勝手の悪さなどから来る要らないストレスを全く感じないこの宿に私自身とても気に入りました。こうした山奥の宿に来た事がない人間でも静かに、深い山奥の地でひっそり過ごすにはとても適した宿であると思いますね。それにこの12部屋しかないキャパシティだからこそ感じれるものがここにははっきりとあると思います。
自噴という部分の温泉の力強さ(まぁ想像の域ですが)と温泉という生き物をうまく生かそうとする努力には温泉好きなら見逃せない部分じゃないかと思います。
ただ、欲を言えば貸切風呂で囲炉裏付きであっても18000円ぐらいであってもらえるとありがたいかなと。
それと私自身高張性の温泉の方が好きなので、この部分辛くなってしまいます(これはすぎ嶋さんのほうにはどうしようもない問題ですけど)。
その部分以外ではもう5点の宿だと思いますが、最後の部分を加味して4.5点。でも4.5はないので4点とさせてもらいました。
源泉名 神明温泉
アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性温泉)
[湧出地]pH8.9、泉温 34.3℃(気温20℃)、117L/m(掘削による自墳)
Li 0.2、Na 115.7、K 1.3、Mg 0.3、Ca 2.8、Sr 0.2、Ba 0.08、Fe(II) 0.05、
F 21.2、Cl 5.2、HS 0.5、SO4 痕跡、HCO3 221.5、CO3 15.0、
メタケイ酸 22.3、メタホウ酸 2.4、H2S 痕跡、
蒸発残留物 291mg/kg、 溶存物質 408.7mg/kg、成分総計 408.7mg/kg
分析終了年月日 平成17年5月12日
・加水なし
・加温あり(浴槽より循環にて熱交換による加温)
・循環、かけ流しの状況及び循環の場合はその理由(各浴槽へ源泉を湯船に毎分20~30L(自墳源泉のため湧出量が変化いたします)入れながら循環熱交換にて加温しております。)
・殺菌処理なし(新湯注入率を高めて掛け流しの量を増やし源泉の醍醐味を味わっていただくために殺菌処理は行っておりません)
・換水(3日に1度。完全換水)
・浴槽の清掃 (3日に1度。塩素系薬剤を使用せず、ブラシにて衛生保持に留意し行っております。また、年に2度全ての配管を洗浄しております。)
・成分分析の状況(10年ごとの更新を行っております)
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