-
弘前市街から岩木山へ向かう途中にある温泉旅館で、正直言って外観はよくありがちな地方のB級ホテルといった感じです。ところが、中に入ると割ときれいで落ち着いた雰囲気、更に驚いたのは浴室で、スペースも広く造りも一流旅館の佇まいでした。2つの内湯、サウナ、それに大きな樽型の露天風呂と施設も充実しています。お湯は薄緑色の濁り湯で、成分も一通り(硫黄以外)のものが含まれている濃厚な温泉です。特徴的なのはその香りで、アブラ臭に微妙な金気臭が混合した独特なものでした。難を言えば、湯上り後、体の表面に成分の膜が張ることでいつまでも汗が引かず、夏場ではベトつき感となってしまうことがあるので、冬季限定と言ったところでしょうか?このような個性的な温泉に安価で入ることができる地元の方々が羨ましく思います。
25人が参考にしています