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まさかり海水浴場の近くに建つ、テイエム牧場が経営する日帰り温泉施設。九州温泉道の認定施設でもあります。土曜日の午前中、利用してみました。国道220号線沿いには、壁面が黄緑色にペイントされ「天然自噴温泉」と書かれた、元商店の建物があります。その裏手に、温泉へと通じる坂道があって、下に広い駐車場も完備。 バンガローが建つ、海岸沿いの「まさかり温泉公園」に着いたら、その最奥が温泉の湯小屋です。
入浴料390円は受付で。ところが、この日はオープン時間をとっくに過ぎているのに、管理人さんはいません。困っていると、後から近所のおばちゃんが来られ、「あれ、管理人さんいないの?鍵が開いてれば、後払いでいいんだよ」と慣れたご様子。他の温泉地でも、このパターンはよくあります。
案の定、湯小屋の鍵は開いていて入れました。コインレス鍵付ロッカー(鍵は受付で)が並ぶ脱衣場には、ドライヤーもあり。波型のプレート屋根を、剥き出しの柱と梁で支える広い浴室に入ると、左側に竹柵で囲まれた洗い場。寒さ対策の為か、内側にビニールシートが張られおり、6人分のシャワー付カランがあります。アメニティはなし。浴室の大部分を占めるように、15人サイズの岩風呂が2つ並びます。手前の浴槽は湯が張られてなく、奥の浴槽のみ緑褐色に濁ったナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩泉(源泉名: 垂水16号)が、源泉かけ流しにされています。泉温41.8℃を加水・加温せず、湯温40℃弱位で供給。冬場はこの湯温だと、なかなか上がれません。PH6.5で、肌がややスベスベする浴感です。口に含むと、土類臭がして鉄炭酸味。白い粉のような湯の花が浮き、幕のようになっています。縁の岩も、白茶色にコーティング。小さな窓から、砂浜と錦江湾を臨む景色。朝一の訪問だった為か、貸切状態でまったりできました。
帰りがけに、受付の人が居たので「すみません。先に入っちゃいました」と伝えると、「いえ、こちらこそ不在にしてごめんなさい」と仰られ、料金を渡せました。ついでに、消毒がありか確認すると、「してないですよ。」とのことでした。
主な成分: リチウムイオン2.5mg、ナトリウムイオン467.0mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン70.8mg、カルシウムイオン274.6mg、ストロンチウムイオン1.2mg、マンガンイオン0.4mg、第一鉄イオン3.7mg、フッ化物イオン0.6mg、塩化物イオン127.0mg、臭化物イオン0.2mg、硫酸イオン3.8mg、炭酸水素イオン2185mg、炭酸イオン0.5mg、メタケイ酸168.5mg、メタホウ酸30.7mg、遊離二酸化炭素836.9mg、成分総計4207mg29人が参考にしています