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第27代薩摩藩主島津斉興が天保2年(1831年)に温泉別館を二月田に移しました。その後も代々の藩主の別館となり、殿様湯と呼ばれるようになった、指宿市内の共同浴場。連休中の午後、およそ10年ぶりに再訪してみました。向かいの家の管理されている方に、入浴料300円(料金表の390円を消して、300円に書き換えてましたが値下げ?)を渡して湯小屋へ。脱衣場からは、浴槽の島津家の家紋は見えません。床や湯船は、温泉成分で茶色く変色。大人4人が足を伸ばして入れるサイズの石造り内湯から、うっすら緑色がかった透き通った茶褐色のナトリウム-塩化物泉(源泉名:二月田8号)が、サラサラとオーバーフロー。PH6.4で、さらりとした浴感です。湯温は、44℃位の熱め。口に含むと、鉄臭がしてしょっぱい。窓の外には、実際に使われていたお殿様の浴槽跡が見れて、歴史を感じることができます。前回に続き、今回も貸切状態で効能豊かな湯を堪能できました。
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