-
投稿日:2018年5月31日
立久恵峡の素晴らしい眺め (渓谷露天風呂の宿 八光園)
きくりんさん [入浴日: 2017年10月11日 / 2時間以内]
33.0点
-
33.0点
-
44.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
東京22:00発の寝台特急「サンライズ出雲」に乗り、眼が覚めると朝陽に照らされた宍道湖。ドラマチックな旅の始まりに胸が高鳴るところですが、まずは朝風呂を探します。
JR山陰本線の出雲市駅から、南へと国道184号線を車で走って約20分。神戸川(かんどがわ)沿いに高さ約100m以上の奇岩や石柱が約2kmに渡ってそびえ立つ、山陰の耶馬渓とも言われる立久恵峡。この景勝地の玄関口にある吊り橋「不老橋」近くに佇む、昭和43年に開業した客室数わずか7室の小さな温泉宿。平日の午前中、日帰り入浴してみました。
入浴料500円は、玄関を入った左側のフロントで。右手奥の階段を下りて、コンクリート打ちっぱなしの地階へ。右手に書画骨董が飾られた廊下を進むと、突き当たりに男女別の大浴場があります。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。一面ガラス張りの浴室に入ると、左右に5人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、豆乳系です。
窓際に8人サイズの石造り内湯があり、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(源泉名: 立久恵峡温泉)が満ちています。泉温19.7℃を、加温して42℃位で供給。肌がスベスベする浴感です。循環・消毒あり。湯口の湯を口に含むと、少ししょっぱい。
続いて、外の露天風呂へ。6人サイズの岩風呂があり、湯温は41℃位。露天の湯口のみ、微かに塩素臭を感知。浴槽の縁に、白い温泉成分の析出物が見られます。そして目の前には、吊り橋と岩山の素晴らしい景色。清流のせせらぎに癒されつつ、貸切状態でまったりできました。
今回は湯使いから口コミの評価が低くなってしまいましたが、ロケーションの良さは格別。泊まって囲炉裏の部屋で鮎やヤマメなどの川魚料理を食せば、さらに評価は高まるものと思われます。
主な成分: ナトリウムイオン1337.3mg、マグネシウムイオン50.0mg、マンガンイオン0.7mg、鉄イオン4.5mg、カルシウムイオン974.6mg、リチウムイオン1.9mg、ストロンチウムイオン14.4mg、フッ素イオン2.3mg、塩素イオン3259.8mg、硫化水素イオン0.2mg、硫酸イオン2183.4mg、炭酸水素イオン124.1mg、メタ亜ヒ酸1.0mg、メタケイ酸20.8mg、メタホウ酸116.9mg、遊離二酸化炭素4.8mg、成分総計8.121g
※なお、平成5年の分析書だったので参考までに。15人が参考にしています
-