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国道42号線から日置川をさかのぼること10数分。最後は県道から川に降りて行く急斜面の道を通ることになります。温泉の販売もやっているようで、多くの車がポリ容器を持参して並んでいました。温泉は食堂のある建物の奥になります。
浴室の建物は変わった形をしていまして、遊牧民のテントのよう。上に空気が抜けていく構造になっているようで、気圧の関係で側面に差し込んだパイプから空気が入ってくる形です。冬場は冷たい外気が入ってくるはずですが、夏場は地獄かもしれません。空調はありませんです。浴槽は1つだけで、一部がジェットになっています。アルカリ性の単純硫黄泉でpH9.9、37.6℃、215L/min、0.199g/kgとなっています。湯使いは加温かけ流しで消毒なし。硫黄の香りがしっかりしてくるいい湯でして、肌がつるつるしてくるのが分かります。この香りと浴感に癒されてしばし時の経つのを忘れさせてもらいました。湯の力がありますし、施設そのものもマニア度はなく万人にお勧めできる内容かなと思います。このあたりまで来ましたら、頑張って寄り道してみてください。それだけの価値ある温泉かなと。13人が参考にしています