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龍神温泉と言えば紀州の殿様の保養地としての格式があるところだそうです。まあ紀伊半島は白浜や湯の峰といった古豪ぞろいですから特別な感じはしないのですが。
こちらは昔はボロボロの共同湯や露天風呂があったと思いますが、観光向けにリニュアルされて大変きれいになりました。以前訪れたときは「源泉かけ流し」と大書してあったように記憶していますが、そこには今「源泉100%」と書いた紙が上から貼られていました。うーん、変わってしまったのかしら。龍神の観光案内ページでは「龍神温泉唯一のかけ流し」と書いてありますので真相はよくわかりませんでした。
http://www.wecom.jp/ryujin/contents/spa/motoyu.html
さてお湯は重曹が効いたつるっとするもので、「三大美人の湯」の一角だそうです。最近はこのタイプの実力ある温泉も増えてきましたので特別な感慨はなかったのですが、確かにつるつるとしています。内湯は大きな岩風呂と小さな檜風呂がありまして、露天には岩風呂があります。露天は循環していると思いますし、塩素臭も検知できました。内湯は分かりにくいですね。そんなに悪い感じではなく、消毒の臭いもありませんでした。一応どちらの浴槽も湯があふれ出していますが、回収口は専用だったと思います。湯の投入は飲泉を兼ねた1か所ずつでしたし、お客さんいない時間帯はかけ流しなのかもしれません。どちらも湯の投入量は同じくらいだったので、小さい浴槽は熱く、大きな浴槽はぬる目になっていました。それでも家庭用のぬる湯に慣れた人にはつらいかもしれません。心臓があまり強くない私も気を使いながらの入浴になりました。
今となっては特別にパンチがあるわけではないですし、まあ静かな温泉街の公衆浴場と考えればいいのではないかと思います。ここまでのアクセス路(冬期はチェーン規制がありますが)の高野龍神スカイラインはライダーの聖地とのことですし、そこらあたりを走って楽しんだついでに立ち寄るとかだといいのかなぁと思いました。ちなみに備え付けのシャンプーやボディーソープは残念な感じでしたので、自前のものを持参されるといいかもしれません。
最後に、料金が値上げされていまして、大人700円、小学生350円、幼児無料となっています。営業時間も通年で7:00~21:00となっています。1人が参考にしています