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投稿日:2013年9月8日
ぬる湯の心地よさ (入之波温泉湯元 山鳩湯(しおのはおんせん))
鸚鵡鮟鱇さん [入浴日: 2013年7月22日 / 2時間以内]
55.0点
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吉野町から国道169号線を南下して川上村に入ります。川上の道の駅を超えてしばらく行きますと、大迫ダムというダムがありますので、そこの堰堤上の道に入ります。国道とはダム湖を挟んで対岸の道をしばらく走りますと、入之波の集落にたどり着きます。民宿とかありますが、間違いなく寒村です。そんな集落の最奥に山鳩湯があります。駐車場は店の前と、手前の道路を折れたところに数台分。それ以外は路上駐車になりますが、もともと最奥なのでこちら目当ての人以外は来ようもないところですから、端に寄せて停めればいいかと。当日は平日ということもありまして、ガラガラでしたから店舗前に停めました。
そこから階段を下りて受付へ。このフロアでは食堂もやっていまして、簡単なお食事が頂けます。そこから再び階段を下りて行きお風呂に到着するのですが、途中に休憩所があるのと、ロッカーも途中にあります。100円ノーリターン式なのでご注意を。
お風呂は建物の最下部になります。内湯は結構大きめで、露天は大きな木の切り株のような形です。温泉成分が固まってしまっていて、茶色くコーティングされているのでよく分かりませんでした。泉質は炭酸水素塩泉で39.6℃、4.139g/kgとなっています。成分表以上にインパクトを感じるのはその色の面でして、見事に茶色く色づいた濁り湯となっています。内湯で39℃ほど、露天で37℃ほどでした。訪問したのが暑くて暑くてたまらない時期でしたので、最初は露天でぬる湯を楽しみました。こちらは不適切かもしれませんが「気の抜けた」印象のある湯でして、ちょっと薄いようにも思います。色はしっかりついているのですが、「こんなに薄かった?」というのが第一印象。もともと湯口は内湯にありまして、そこから露天側に湯が下り落ちてきますので、露天はフレッシュ感は今一歩ですが。そこからあふれ出した湯は、ダム湖に自然放流されています。眺めはなかなかのものです。
最後の30分ほどは内湯を堪能。滝のような湯口からの湯から出てくる香りを楽しみました。湯口から離れたところの湯は水面に幕が張ったようになっています。カルシウム成分あたりが膜となっているみたいです。金気臭も少しだけ感じられましていい湯でした。浴後は意外にほっこりした感じでして、芯から温まるとはこのようなことかもしれません。汗引きが悪くて大変でしたが。4人が参考にしています
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