-
こちらでも書かれている場所ですが、紀伊長島の道の駅からだと国道42号線長島橋をぎりぎり渡らずに右折、次は松原橋をぎりぎり渡らずに右折して山の方へ、あとは細い道をつきあたりまで行けばいいです。3ナンバーサイズの車だと最後の登り坂が厳しいかもしれません。宿のハイエースが通っていますから無理ではないんですが。その場合は手前の広いところに駐車して50mほど歩くといいでしょう。
有久寺という由緒あるお寺が持っている鉱泉でして、和尚さんですかね、出迎えてくれた方のお話が楽しいこと楽しいこと。思わず長々とおしゃべりをしてしまいました。どうもすいません(笑
宿の方で受付を済ませて案内されましたのは裏の浴室です。黒い大きな犬や何匹かの黒猫がいます。犬はいいのですが、猫はあまり人なれしてないのかな、立ったまま背中を丸めて毛を立てて威嚇されました。まあ素通りですが。浴室は洞窟みたいになっていまして、2人入ればいっぱいかな。中では石鹸類の使用禁止ですから他にすることなくずっと浸かっていました。循環加温の冷鉱泉ですが、少々肌がつるっとしてくるのと、思いのほか温まりがよくて、ほかほかしてきたのがよかったです。細かな茶色い湯の華が舞っていました。お客が入っている間だけ循環器を動かしているみたいで、最初はぬるい湯が入ってきた湯口も時間がたつと熱い湯を落としてきました。薄暗い中ですが落ち着いた湯浴みを楽しみました。
ちょっとマニアックなところだと思いますし、山の中、藪の中でどうやら浴室の窓は閉め切ることができない造りになっていますから、夏場なんかですと虫の類も多いかもしれません。とはいえ温泉好きなら一度はどうですかとお勧めしたくなるところではありますね。10人が参考にしています