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投稿日:2015年8月17日
シャワーを浴び続けたい (白鷺館(しらさぎかん))
きくりんさん [入浴日: 2015年5月15日 / 2時間以内]
44.0点
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33.0点
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傷ついた白鷺が湯に浸かる姿を見て、村人が発見したと伝わる白鷺温泉。 緑に囲まれた巴川のほとりに建つ、昭和6年に開業した風情ある木造二階建ての温泉宿。平日の夕方、日帰り入浴して来ました。
事前に電話してみると、奥様?に転送され、「(ご主人は)まだ、帰ってないかも知れません。常連の方々は、お金を受付に置いて入浴されているようです…。」とのこと。到着してみると、まだ戻られていない様子。「いらっしゃらなければ、私もそうさせて頂きますね。」と、既にお伝えしておいた通り、常連さんに習って入浴料800円を受付に置き館内へ。
本館の建物は、昭和27年に建築されたもので、まるで時が止まっているかのような、昭和の古き佳き時代の佇まいです。玄関から、板張りの廊下を歩いて、真っ直ぐ奥へ。ノスタルジックなゲームコーナーを通り過ぎた突き当たりに、2つの浴室があります。
右は露天風呂付きで女湯と表示され、左は「昭和風呂」と書かれた男湯。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、100円(有料)ロッカーもあり、ドライヤーも完備されています。二面ガラス窓の明るい浴室には、左側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、炭系です。
ちなみに、シャワーのお湯も温泉で、口に含むとほんのり玉子味。6人サイズのタイル張り石枠内湯には、無色透明のアルカリ性冷鉱泉(源泉名: 白鷺温泉)が満ちています。浴槽の底から注入され、湯温は40℃位に加温。肌がスベスベする浴感です。おそらく循環濾過ありですが、消毒臭は感じません。浴槽内は循環の為か、玉子臭もしないのは残念。底に埋め込まれた、紅葉の葉形タイルがおしゃれ。壁のタイル画や、窓から森の景色を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
浴室前の廊下に、額に入った分析書のようなものが掲示。昭和26年の古いもので、泉質:硫化水素鉱泉、泉温:17.5℃、総硫黄:159mgと書かれていました。もう1つの浴室は、男女入れ替わりのようなので、次回は是非露天風呂にも入ってみたいです。22人が参考にしています
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