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天城山麓を流れる狩野川沿いに佇む、湯ヶ島温泉の明治5年に開業した老舗旅館。川端康成が「伊豆の踊子」を執筆した宿として有名であり、日本秘湯を守る会会員の宿にもなっています。平日の午後、近くまで行ったので、電話もせずに寄ってみました。宿泊者を迎える為に、日帰り入浴は14:30迄に上がることは知っていましたが、露天風呂はこの日は入れないとのこと。女将さん曰く、露天風呂が入れない日もあれば、日帰り入浴自体をお断りする日もあるので、電話で確認された方が良いようです。入浴料は800円。玄関からすぐ奥にある、ロビーの前を右へ。廊下を進んだ左側に階段があり、それを下りて男女別の大浴場へ。籐籠が並ぶ脱衣場。二面採光の明るい浴室です。洗い場には、7人分のシャワー付きカラン。8人サイズの石造り内湯から、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉(源泉名:西平泉 湯ヶ島29号)が、サラサラとオーバーフローしています。源泉46.8℃を、加水・加温せず42℃位で供給。肌がややスベスベする浴感です。飲泉コップがあり、口に含むと円やかな味。窓から、川のせせらぎが望めます。浴槽の底の一部は浅くなっていて、寝湯などしてまったり。先客が上がられた後、貸切状態でかけ流しの湯を満喫できました。帰りがけにロビーを通りかかると、露天風呂はここから行くようです。次回は是非、露天風呂にも入ってみたいですが、どうせなら泊まってみたい。
主な成分: ナトリウムイオン140.5mg、カルシウムイオン188.7mg、炭酸水素イオン42.8mg、塩化物イオン28.1mg、硫酸イオン689.2mg、メタケイ酸43.9mg、成分総計1.146g24人が参考にしています