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ギネスブックにより世界で最も歴史ある旅館に認定された、西山温泉にある慶雲2年開業の老舗宿。土曜日に一泊二食付きで利用してみました。3階にあるロビーで、ウェルカムドリンクの柚子みつを頂きながらチェックイン。この日は、2階の「杉の間」を用意。12畳次の間広縁付きで、一人泊には十分すぎる広さ。窓からは、雪を被った川原の眺めが素晴らしい。早速浴衣に着替え、4階の展望大浴場「桧香の湯」へ。25人サイズの古代檜造りの内湯から、無色透明のナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(泉名:目湯)がサラサラとオーバーフローしています。湯温は41℃位。PH9.1で、とても肌がツルツルする浴感。よく見ると、小さな白い湯の花も見られます。口に含むと、ほんのり玉子味。隣に5人サイズのジャグジーもあり、こちらは40℃位。ガラス越しに雪山と眼下に渓流を望み、日頃の疲れから解放されていきます。一度浴衣を来て、次は1階の渓流野天風呂「白鳳の湯」へ。20人サイズの石組み浴槽は、大きな屋根で覆われています。こちらも41℃位で、PH9.0のツルスベ湯(泉名:御殿湯)がかけ流し。間近に川のせせらぎを感じつつ、まったりできました。こちらは夜9時以降から翌朝まで女性用となるので、男性は明るいうちに入られることをオススメします。さて、一休みして夕食へ。食事処は、衝立で仕切られた広間です。お品書き付きで、山の幸を使った料理は、どれも美味しく舌鼓。ただ、3万円の宿泊代でも甲州牛が出ないのは、ちょっと残念かな。部屋に戻って何気に宿の案内を見ていたら、源泉52℃の「慶雲の湯」が、加温加水なしで部屋の風呂(給湯まで)へ供給されているとのこと。試しに入ってみたら、これがPH9.36のツルスベで、玉子臭のする極上湯。「自宅に温泉があったらなぁ」という夢を、1日だけ擬似体験させてもらえました。翌朝は、まず4階の展望大浴場「石風の湯」へ。20人サイズの石造り内湯は、湯温40℃位(泉名:目湯)。隣には6人サイズのジャグジーもあり、39℃位のぬるめの湯でまったりできました。朝食も、その場で作る寄せ豆腐や、薬膳粥など体に優しいメニューで美味しかったです。食後は、昨晩入れなかった貸切露天風呂「瀬音の湯」「川音の湯」へ。どちらも8人サイズの石組み浴槽で、湯温は41℃位。朝は空いてて両方とも入れました。最後は、4階にある展望野天風呂「望渓の湯」へ。10人サイズの桶風呂で、湯温41℃位(泉名:御殿湯)。眺めが素晴らしいのに加え、朝から降りだした雪で、最高の雪見露天を満喫できました。
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