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北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅から、車で約10分。蜃気楼が見られることで有名な魚津市郊外に佇む、昭和40年に開業した金太郎温泉の大型旅館。ちなみに、金太郎温泉とは創業者が「金太郎のように元気一杯、健康になるように」と願い名付けたのだとか。そこに併設され、平成15年にオープンした日帰り温泉施設。土曜日の午前中、およそ5年ぶりに再訪して来ました。
旅館ではなく、直接日帰り施設「カルナの館」へ向かいます。100円返却式靴箱に靴をしまい、受付でキーと入浴料を渡すと、ロッカーキーをくれるシステム。各コースありますが、この日は2回目でもあり、1時間コース(720円)を利用。受付から奥に進み、右折した左側に男女別の大浴場があります。
縦長ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。「立山連邦パノラマ大浴殿」と名付けられた広い浴室に入ると、左側に30人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
右側に30人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら青みがかった白濁の含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉[硫化水素型](源泉名: 金太郎温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温73.5℃を、加水・加温なしで41℃位で供給。肌がツルツルする浴感です。口に含むと、硫化水素臭がして、しょっぱエグい味がします。
お湯もインパクトがありますが、やはり背後の巨石に目を奪われます。全国から銘石や奇石を集め、立山連邦をイメージして屋内に積み上げたのだそう。他にも、中央に4人サイズの寝湯が2つあり、ジャグジー付きと無いタイプ。手前に座湯、そして奥に半身浴槽「健康道場」があります。湯温は、いずれも42℃位。また、左奥に打たせ湯もあり、更にジェットバスや歩行浴槽まであります。これだけでも、ゆっくり入っていれば、1時間はあっという間でしょうね。
続いて、外の「庭園大露天風呂」へ。岩風呂が2つ並び、左側は20人サイズで41℃位、右側は16人サイズで40℃位。囲まれていますが、こちらも巨石が配され圧倒されます。座り石が沈んでいるので、腰掛けてしばしまったり。週末でしたが、午前中でそれほど混んでなくて良かったです。しっかり記憶に残る、個性ある湯とスケールの大きな湯殿。魚津に来たら、外せない温泉ですね。
主な成分: ナトリウムイオン4790.0mg、マグネシウムイオン10.3mg、カルシウムイオン1401.0mg、ストロンチウムイオン28.1mg、マンガンイオン0.6mg、フッ素イオン3.4mg、塩素イオン9903.0mg、臭素イオン36.7mg、ヨウ素イオン1.5mg、チオ硫酸イオン5.1mg、硫酸イオン14.6mg、炭酸水素イオン100.6mg、メタケイ酸98.2mg、メタホウ酸44.2mg、遊離二酸化炭素54.0mg、遊離硫化水素6.1mg、成分総計16748.0mg
なお、分析書が平成26年10月21日で更新されています。96人が参考にしています