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越後長岡に佇む、名物かまぶろを持つ温泉旅館。日曜日の夕方、温泉博士の特典でタダで(通常は入浴料500円)、日帰り入浴して来ました。こんな街中に温泉があるの?と、ナビを頼りに車を走らせると、本当に住宅街の中にありました。玄関を入って右側の帳場で受付を済ませ、左へ廊下を進んだ突き当たりが大浴場。脱衣場に入ると、いきなり注連縄を掲げた「かまぶろ」の入口があって驚きます。まずは、浴室で体を洗い、10人サイズのタイル張り内湯へ。無色透明の単純温泉(源泉名:長岡かまぶろ2号泉)が満ちています。PH8.1で、やや肌がスベスベする浴感。湯温は40℃位。お湯自体に、あまり特徴は感じられません。体を拭いて脱衣場に戻り、いよいよかまぶろへ。4人分のムシロと木枕が置かれています。昭和42年からあるそうですが、元々は1300年前の京都がかまぶろ発祥の地だとか。関西の皇族や貴族の間で流行ったものでしたが、今や東日本ではここだけだそうです。中に入ると、陶磁器用の登り窯風の造り。床には、耐熱レンガを敷き、その上に塩を盛った構造です。サウナのような蒸し風呂感はなく、さらに岩盤浴よりもライトな感じ。ただ横たわっていると、ジワジワと下から温まってきます。じんわり汗をかいたら、浴室でシャワー&温泉浴。そして、またかまぶろへ。途中から貸切状態になったので、存分に利用させて頂きました。運転の疲れも、だいぶ取れたかな。近くにあると、くせになりそうな「かまぶろ」です。
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