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板室温泉街から少し離れた場所にある旅館で、日帰り入浴客も広く受け入れています。浴室自体はそれほど広くはなく、10人位が入れる内湯浴槽と複数の洗い場がありました。一方、露天ゾーンはかなり広く、少し高い位置にある石造りの浴槽と低い位置にある広い浴槽がありました。低い方の浴槽には、かなり高い場所に設置された3本の竹筒から源泉が豪快に湯船に落ちており、これが打たせ湯として機能する仕組みです。やや温めの無色透明のお湯は長湯が可能で、僅かに湯の華も舞っていました。お湯の香りを嗅いでみると、芒硝泉特有の鉱物臭が感じられ、鮮度の良さを体感できました。温めの源泉と広い浴槽で、筋肉痛になった脚をストレッチしたところ、だいぶ疲れが和らぎました。ここは完全に露天風呂がメインの旅館で、その景観や雰囲気も大変気に入り、今後も何度か立寄りたいと思わせる温泉でした。
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