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芦ノ牧温泉の大川渓谷沿いに佇む、昭和62年に開業した鉄筋10階建の大型ホテル。温泉街の中でも、最も奥まった所に位置しています。平日のお昼頃、日帰り入浴してみました。
入浴料は通常700円ですが、この日は「ふくしま日帰り温泉」の特典で、200円割引の500円で入浴。玄関を入って、左側のフロントで払います。このフロアは3階なので、エレベーターで大浴場のある1階へ。男湯は大浴場「悠」で、女湯は「悠美」。夜中に男女入替わりとなる為、泊まれば両方入れます。
コインレス鍵付ロッカーが並ぶ広い脱衣場は畳敷きで、ドライヤーも完備。浴室に入ると、手前と左右に12人分のシャワー付カランがある広い洗い場があり、こちらも畳敷きです。ここ以外のいくつかの宿でも、このような耐水畳を敷いた脱衣場を見たことがありますが、これだけ規模の大きいのは初めてかも。子供やお年寄りが滑りにくく、また転んでも安全なようにとの配慮が伺えます。アメニティは、豆乳系と馬油さくら系です。
窓際に25人サイズの石造り内湯があり、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉[源泉名: 芦ノ牧温泉綜合泉(5源泉の混合泉)]が満ちています。泉温56.8℃を、加水・加温して42℃位で供給。PH7.5で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒もありで、弱塩素臭を感じました。
続いて、外の露天風呂「月」へ。7人サイズの岩風呂があり、湯温は41℃位。眼下には、大川渓谷の雄大な自然を見下ろせます。奥に2つの壺湯があり、こちらは源泉かけ流しとのこと。いずれも、湯温は43℃位。加水用のコックがあり、熱ければ調整も可です。日帰り入浴開始時間に訪れた為、しばらく貸切状態でまったりできました。
脱衣場に分析書はあるものの、簡易的なものを掲示。帰りがけにフロントで尋ねると、館内にはないが温泉組合の事務所にはあるとのこと。寄り道して、平成26年のものを見せてもらえました。
主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン182.7mg、マグネシウムイオン1.5mg、カルシウムイオン179.9mg、ストロンチウムイオン0.9mg、フッ化物イオン3.9mg、塩素イオン142.0mg、臭素イオン0.3mg、硫酸イオン629.5mg、炭酸水素イオン32.3mg、メタケイ酸61.0mg、メタホウ酸9.1mg、メタ亜ヒ酸0.2mg、成分総計1252mg16人が参考にしています