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崖から落ちて肘を折った老僧がこの湯に浸かって傷を治したことにより名付けられたという、大同2年(807年)に開湯した肘折温泉。その中心地に佇む、明治初期に開業した老舗旅館。また、歌人の斎藤茂吉ゆかりの宿でもあります。平日の午後、利用して来ました。
入浴料300円は、玄関で品の良い女将さんへ。ロビーで「元醫者」の看板を見つけ尋ねてみると、明治までは何とお医者さんだったのだとか。外観は比較的に新しいものの、玄関周りの重厚な建物は明治時代のものとのこと。
玄関から左手に廊下を進み、この日は左側に「ゆ」の暖簾がかかる「源泉貸切風呂」へ。棚とプラ籠が置かれたレトロな脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、右側に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものと固形石鹸です。
中央に4人サイズの石造り内湯があり、緑褐色に濁ったナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 組合2、3、4号源泉 松井源泉)が、チョロチョロとオーバーフローしています。泉温65.9℃を加水して、44℃弱位で供給。PHの記載がありませんが、やや肌がスベスベする浴感。加温なし、循環・消毒なしのかけ流しです。石の湯口から注がれ、口に含むと鉄臭がして旨じょっぱい。浴槽の縁が温泉成分で、白茶色にコーティングされています。貸切でまったりと、自家源泉を堪能させて頂きました。
主な成分: リチウムイオン1.3mg、ナトリウムイオン699.0mg、マグネシウムイオン17.9mg、カルシウムイオン72.2mg、鉄(II)イオン1.9mg、フッ素イオン0.2mg、塩素イオン773.2mg、臭素イオン3.5mg、硫酸イオン166.8mg、炭酸水素イオン738.1mg、炭酸イオン0.7mg、メタケイ酸127.7mg、メタホウ酸43.0mg、メタ亜ヒ酸1.3mg、遊離二酸化炭素96.0mg、溶存物質総量は記載なし(各数値は手書きだが、陽イオン・陰イオンなどの合計は空欄)22人が参考にしています