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投稿日:2006年8月20日
誰にも教えず独り占めしたい湯 (須川高原温泉(すかわこうげんおんせん))
お金はだいじだよ~さん [入浴日: - / - ]
55.0点
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東北新幹線一ノ関駅から、路線バスで90分。
ここも松田教授の百名湯(DVD版)です。予約が取りづらいようですが、某旅行社をとおして何とか予約ができました。
栗駒山の8合目の山腹にへばりつくように木造の建物が何棟も建っていました。あたりはややお香の香りのような硫黄臭が立ちこめていました(鳴子の香りに似ているようです)。高原の空気の良いところで、この温泉の香りにひたっているだけで、健康を取り戻せるような気持ちになりました。
青白色のにごり湯の写真が有名ですが、登山口にある源泉口では透明なお湯が湧き出しています。毎分6000Lとのことですが、この時期は少し少なめであったようです。
(露天風呂)木造の湯船は目算で約12mx13mくらいでしょうか。大日岩という神仏が宿っていそうな岩のわきから源泉がドーとそそがれていました。お湯は空色のほぼ均一なにごり湯で湯温はちょうどよい感じでした。酸性泉ですが、刺激は特に強くもなく明礬リョクバン泉の爽やかな感じ。入浴後1時間くらいすると、全身の血行がどんどん良くなるような心地よい感じがありました。
(大浴場)こちらも木造。小さな洗い場と、奥行きのある青白色のお湯の大きな湯船、それと小さめなぬるめの湯船がありました。湯口にコップがありましたので、飲泉してみると、最初はレモネードのようなおいしい感じ、二口目は昔は酢川と言われただけあってすっぱいーと言う感じでした。
(プール)本当に温泉プールで、こちらはエメラルドグリーン。レジャープールというよりも、水着ではいる温泉(ヨーロッパにあるような)と考えてもよいかと思いました。
(足湯)登山口付近で、利用しきれないお湯が小川となって流れていて、まさに自然そのままのかけ流しが、足湯として解放されていました。栗駒登山から戻ってきて、足湯に浸かると、本当に足の疲れが吹っ飛ぶような気がしました。
(中浴場)湯治棟のお風呂。小さめな湯船に勢いよく掛け流されており、お湯は源泉口と同じような透明湯になっていました。かなり熱めでたぶん44-45℃くらいでしょうか。30回くらいかけ湯・かぶり湯をしてようやく湯船に浸ることができました。入浴後の感じもかなり強く、一度この湯に入ってしまうと、露天も大浴場のお湯も今一つ物足りなくなってしまうような気がしました。
霊泉の湯。強酸性含硫化泉(強酸性明礬緑礬泉)。50.5℃。pH 2.2。(mg/Kg)Na 239.6、K 44.6、Mg 41.3、Ca 127.9、アルミニウム 58.9、 鉄(Ⅲ)28.1、Cl 587.4、SO4 907.6、HSO4 192.8、メタケイ酸 23.5、遊離CO2 651.0、H2S 10.9。成分総計 3140mg/Kg。
年に一度以上は、必ず訪れたい温泉です。今以上、予約が取りづらくなっては困るので、すでに有名ですが、誰にも教えたくない独り占めしたい温泉です。1人が参考にしています
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