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養老牛温泉街から少し離れた、バウシベツ川沿いにある混浴の野湯。近くまで来たので、土曜日の午後、行ってみました。道道505号線を、旅館「だいいち」、「藤や」と過ぎてから2km程車で走ると、「新からまつ橋」があります。更に200m位走って左折、そのまま道なりに進むと、「からまつ橋」という小さな橋があり、渡ると左手に湯小屋。途中看板など無いので、最初わからなくて、ちょっと迷いました。脱衣小屋は、男女別。先客はいなくて、かけ湯して入湯。6人サイズの石組み浴槽には、無色透明のナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉が満ちています。さらりとした浴感で、湯温は41℃位のぬるめ。木をくり貫いた排水口も、なかなか味があります。しばらく貸切状態でしたが、途中から常連のおじさん登場。源泉の囲いの裏手にバルブがあり、川の水で湯温を調整できると教えてくれました。ところが急に、さて始めるかと、脱衣小屋の後ろから、スコップとバールを持ち出して、裸のまま川の中へ。管理人の方か聞いてみると、そうではなく勝手にやっているとのこと。と言いつつ、あれもこれも俺が作ったんだと、日頃からこの方が手入れしている様子。この時も、増水で流された石を川下から転がして、湯舟の周りに運ぶのだとか。「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけると、「じゃあ、この石をちょっと支えてて」と、私も川の中へ。ところが、真夏だというのに、川の水が冷たいことにびっくり!!最初足が冷たくなりすぎて、1分と入っていられませんでしたが、徐々に慣れました。裸の大人2人が川の中で何やってんだろう?と、誰か来たら思われたでしょうが、雄大な大自然の中に我々だけ。出発が遅くなっちゃったけど、この時、この機会でしかできない貴重な体験になりました。
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