-
以前登別温泉に来たときは、もう一つの巨大大箱旅館の「ホテルまほろば」に宿泊、次はここ泊まろうと考えていた為、念願果たせました。
施設はとにかく巨大。率直な感想として、広大な浴室ゾーンは和歌山・ホテル浦島になんとなく主義主張が似ています。
大浴場に行くまでが大変で、部屋の場所にもよりますが、まず中央の縁日広場のような所に行き、次にエスカレーターでどんどん進み、さらに大浴場専用エレベーターで大浴場へ。
脱衣所から自動ドアを進むと、まずその広さに圧巻されます。はるか奥には登別の地獄地帯の景色。
この階だけでもかなりの大きな浴槽とさまざまな泉質の温泉が掛け流し利用されています。地下に降りるとまた色々な浴槽があり、さらに露天風呂に出るとこちらにも色々な浴槽。
浴槽だけで20位あり、泉質は6種類。まさに温泉のデパートです。(露天エリアのみ深夜は利用不可)
ただし、どの湯船も相応の人が入浴しており、また加水されている浴槽がほとんどでどれも少々物足りなく、これが一番!というのが見つかりません。(ひとつだけ加水無しの浴槽がありますけどね)とはいえこれだけの施設には圧倒されますけどね。
湯だけを純粋評価するなら、日帰り専門のさぎり湯のほうが上かと思います。ただし、これはマニアの観点であって、硫化水素臭は存分に味えますし、酸味もあり、一般的にはさほど気にするほどではありません。
前回宿泊したまほろばの場合は、夜と朝で男女入れ替えがあり、一階の露天風呂の広さには驚きましたが、こちらにはそれ(巨大露天風呂、男女入れ替え)がありません。しかし、内湯からのガラス張りの眺望はこちらに軍配があがります。
あまり好きではない大箱旅館ではありますが、施設全体がとても活気に溢れており、やはり別格の感がありますね。
本館自体の集客力が凄まじく、さらには併設姉妹店の簡易旅館から流入もあり、また立ち寄り客も多く、広い浴室は四六時中賑わっている印象があります。必然的に24時間入れる温泉はいつも混雑しています。深夜にもはいりましたが、やはりそれなりに混雑。食事時間もかなり時間差を設けているので夜も穴場時間が存在しませんでした。
なお無料で飲めるバナジウム飲料水はありませんでした。残念でしょうね。13人が参考にしています