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函館市・西桔梗地区にある、日帰り施設です。国道から、私道のような道に入り、工事現場、資材置き場を超えたどんつきに存在します。国道に何の案内もあるはずもなく観光客がたまたまみつけるような施設では決してありません。
今までに数々の地元度の高い温泉を回りましたが、今回のその高さは新潟・新津温泉を上回るモノでした。この手の温泉は比較的得意分野なんですが、それは入浴客が少ない場合の話であり、ここや新津温泉は100%顔なじみの客が、次々とひっきりなし訪れるので、そのスピードについていけずウいてしまう・・・過去の口コミにもありましたが、その感は否めません。最初の内湯のドアを開け瞬間から殺気のような視線さえ感じました。
すぐに打ち解けはしましたが、次から次へとお客さんが来るので、挨拶し続けるのもしんどくなり露天エリアに退散しました、さすが元会員専用の施設だけあります。
さて温泉ですが、まず形状が面白いです。内湯と露天にはそれぞれ2人用の土管のような湯船が3つずつ、スーパーマリオのワープゾーンのような感じで並んでおり、それぞれ加水率が違う。露天風呂の一つは完全に水風呂(地下水)の為、交互浴が可能、一番熱い湯は湯船の形状からしてすぐ表面が熱くなり長湯は不可能でした。
泉質的にはそれほど強い特徴がある訳ではありませんが、地下水と温泉がミックスされた清涼感の高い新鮮な源泉はやはり評価に値するもの。とにかく敷居の高さはSS級ですが、温泉マニアの方であれば、訪れた後に後悔する事は決して無いと思います。40人が参考にしています