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函館市電の終点、「湯の川」電停から徒歩で約3分。湯の川温泉(といっても、街中ですが)に昭和初期開業した、源泉かけ流しの温泉銭湯。平日のお昼頃、利用してみました。
駅近ですが、駐車場も前に10台分位あります。入浴料440円は、番台のおばちゃんに。コインレス平鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、床に籐籠も置かれています。ドライヤーは、3分で50円。広い浴室に入ると、手前に18人分の固定シャワー付プッシュ式カランがある洗い場。銭湯なので、石鹸などのアメニティはありません。奥の壁際に、タイル張り石枠内湯が3槽。いずれも、うっすら緑褐色に濁ったナトリウムー塩化物温泉(源泉名:湯川3丁目1号井~4号井源泉混合)が、源泉かけ流しにされています。泉温64.1℃を熱交換により加水せず、左側の湯口がある3人サイズの浴槽で46℃位で供給。そこからオーバーフローして、真ん中の6人サイズの浴槽で44℃位、さらに右側の4人サイズの浴槽に溢れて42℃位の湯温となっています。「熱ければ加水して下さい」と書かれた蛇口が、それぞれの浴槽に設置。でも、そんな野暮なことはしなくても、自分の好みに合った湯温の浴槽に入れるのがいいですね。PH6.8で、やや肌がスベスベする浴感。口に含むと、塩化物臭がして旨じょっぱい。お昼時だったせいか、この時は貸切状態でまったりできました。
ところが帰りの道すがら、お風呂セットを持った常連さんらしき人達(みんな徒歩)と何人もすれ違ったので、人気があるんだなあと実感。確かに、かけ流しの温泉銭湯が近所にあったら、そりゃ通っちゃいますよね。
主な成分: ナトリウムイオン2199mg、マグネシウムイオン316.2mg、カルシウムイオン401.4mg、第一鉄イオン0.5mg、アンモニウムイオン1.7mg、フッ素イオン2.3mg、塩素イオン4073mg、硫化水素イオン0.1mg、硫酸イオン754.6mg、炭酸水素イオン833.7mg、炭酸イオン0.4mg、リン酸イオン0.4mg、メタケイ酸81.4mg、メタホウ酸22.9mg、遊離二酸化炭素139.4mg、遊離硫化水素0.1mg、成分総計8.968g18人が参考にしています