場所はさいたま市西区の清河寺。ここに埼玉県でも極上の温泉に入れる日帰り温泉「さいたま清河寺温泉」があります。

なおこの清河寺とは由緒ある臨済宗円覚寺派の寺院で、足利尊氏の四男にして初代鎌倉公方を務めた足利基氏が、夢に現れて病をいやしてくれた亡き兄に感謝して建てられたと伝わっています。

淡いピンク色の暖簾が優しい雰囲気。さっそく入館してみたいと思います！

下足ロッカーの鍵は退館時の精算まで使います。入館受付を済ませた後もなくさないように気を付けましょう。

逆にこの鍵さえあれば、館内のお食事やエステ等もお財布いらず。らくちんなのです。

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  下足ロッカー

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  下足ロッカーの鍵に付いているICチップで入館します。

下足ロッカーキーを使って入館ゲートをピッ。入館したらまずはお風呂へ行ってみましょう。

「さいたま清河寺温泉」の内湯には高濃度炭酸泉、アトラクションバス、替り湯、サウナ、水風呂があり、露天風呂には生源泉湯、源泉あつ湯、源泉岩風呂、寝湯、寝ころび湯などがそろっています。

お風呂の種類が多いので、どれから入るか迷っちゃいます。ちなみに内湯のお湯は高濃度炭酸泉を除き井水（地下水）が使われています。

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  脱衣所のパウダースペースには、ドライヤー、保湿クリームなどが完備。

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  掛け湯槽の足元にも注目。掛け湯槽に近づくだけで噴水状のお湯が足を綺麗に流してくれるのです。これはいいアイデア！

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  洗い場は数が多く、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープの備え付けあり。

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  アトラクションバスはリラクゼーションバス、ジェットバス、スーパージェットバス、座マッサージ、シェイプアップバスのラインナップ。それぞれノズルの位置や水流の強さが異なり、気になるところを集中的にマッサージしてくれます。

そして内湯の中で最もおすすめしたいのは、やっぱり「高濃度炭酸泉」。「さいたま清河寺温泉」の炭酸泉はタダの炭酸泉ではありませんよ。天然温泉に炭酸ガスを溶け込ませた、ここならではの炭酸泉なのです。

炭酸泉には血管を拡張させ血流をアップさせるという働きがあります。塩化物泉の天然温泉＆高濃度炭酸泉の相乗効果を狙っちゃいましょう！

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  高濃度炭酸泉は窓の近くなので、明るさと開放感が感じられます。なお、取材のために特別にバスタオルを巻いて撮影しています。

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  見てください！高濃度炭酸泉のこのアワ付き

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  こちらは週ごとにお湯が替わる替り湯。取材時はカラーリングも涼しげな「ひのきオイル配合」の日でした。

露天風呂に一歩出れば…思わずうわぁ素敵と声を上げちゃいます。和の趣の竹林がとてもいい雰囲気。お風呂もたくさんあり、少し鉄分を感じるうぐいす色の温泉の色もそそります。

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  竹林が素敵な露天風呂ゾーン。正面に見える浴槽は、右が「源泉あつ湯」、左が「源泉岩風呂」。

露天風呂の浴槽に使われているのは全て自家源泉の天然温泉で、中でも「源泉あつ湯」「源泉岩風呂」「生源泉湯」は加水も循環も塩素消毒も行っていない源泉掛け流しとなっています。贅沢ですねぇ。

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  約42度に加温された「源泉あつ湯」は、特に寒い時期に人気です。

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  広々とした「源泉岩風呂」は40度前後でオールシーズン快適。

そしてそして「さいたま清河寺温泉」に来たら、必浴のお風呂が「生源泉湯」！

こちらのお風呂は非加水非循環に加えて、さらに加温もしない極上湯。まさに湧いた源泉をそのまま湯舟に入れているという誠に貴重な浴槽なのです。
源泉由来の細かいアワに全身がふんわりと包まれて夢心地。

「さいたま清河寺温泉」に来たらとにかく「生源泉湯」というお客さんは多く、夏はもちろん冬でも大人気。ぬるめでも上がった後にじんわりと気持ちよく温まるので、ついついリピートしちゃうでしょう。

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  源泉温度が38.3度なので絶妙のぬる湯。体温より少し温かく、しかものぼせにくい。

露天風呂にはこの他に、寝湯・寝ころび湯とつぼ湯があります。これらも全部天然温泉使用です。

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  手前の寝ころび湯は浅く、サウナの後のととのいにも使えます。奥の寝湯は横になって全身がすっぽり入る深さ。寒い時期に重宝しますね。

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  つぼ湯は独占して入れるのが嬉しい。つぼ湯のつぼもリニューアルで少し大きく、材質も肌辺りの良い石製に変わりました。

お風呂で体を温め終えた後は、お楽しみの一つ、サウナへ移動します。

サウナもリニューアルで板の張り替えなどが行われたので、中はとても綺麗です。こげ茶の壁に白木のコントラストがナチュラルでお洒落な雰囲気。

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  サウナの周りには冷水機と水風呂があるので、サウナ前後の動線もばっちり。

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  サウナ内はテレビモニターもあるので退屈しません。

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  女湯のサウナは3段で設定温度は78度ほど。最上段はなかなか本格的な熱さ。

サウナの後はシャワーを浴びて天然水の水風呂へ！

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  水温は17～18度で、初心者からベテランまで使いやすい冷たさに。

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  壁を伝って落ちてくる水で温度以上のヒンヤリ感が！

サウナ、水風呂と来たら、次はととのうための椅子やベッド。「さいたま清河寺温泉」で嬉しいのは、ほぼベッドのように使えるリクライニングチェアがたくさんあること！

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  足を伸ばしてととのえるのは最高の贅沢です。リニューアルでしっかりとした屋根付きのととのいスペースもできました。

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  内湯を背にしたスペースにも、ととのいいすがずらり。

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  ここから見る露天風呂の緑も目に鮮やか。

ここで男湯についても簡単に紹介したいと思います。

内湯はほぼ同じ。露天風呂も浴槽の種類などは同じです。非加温の「生源泉湯」も男湯にもちゃんとあります。

違うところは主にサウナ関係。男湯のととのいいすは壮観の一言。もともと植え込みのあったスペースですが、今回のリニューアルでこちらもさっぱりとしたデザインに。ととのいいすスペースが広くなり、サウナ―に好評です。

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  ずらりと並ぶととのいいす。よく見ると2タイプのいすが用意されています。

サウナ自体も女湯より広く、段差も4段。設定温度は85度ほどで、ドアが二重になっていることから熱い空気が逃げにくい構造に。
また水風呂の前に冷水機が設置されているのは女湯と同じですが、男湯にはさらにぬる湯かけ湯も用意されています。

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  男湯のサウナは広々。

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  水風呂前にある冷水機とぬる湯かけ湯

男湯露天風呂にはととのいいすだけでなく、ごろごろできる畳スペースがあるのもポイント。フリースタイルでととのえちゃいます。
ちょっと男湯が羨ましいですねぇ。

取材は昼間でしたが、実は夜の「さいたま清河寺温泉」もとっても素敵なんです。ライトアップされた露天風呂の画像をお借りしましたので、ご覧ください。

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  なんといっても竹林！ライトアップされた竹林がとても幻想的です。

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  寝ころび湯・寝湯からも竹林が見上げられます！

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  男湯の畳のととのいスペースも昼とはまた違ってロマンティックな雰囲気に。

お風呂とサウナをた～っぷり楽しんだ後は、可愛いフローズンスムージーで水分補給。冷たくて美味しい！フルーツの果肉入りで満足感があります。

こちらのお休み処はよく見ると椅子の色や形がいろいろで楽しい。背もたれの高さも違うので、お気に入りを探したくなります。

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  ベリーの果肉入りプレミアムレッドのフローズンスムージー

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  お味は全部で4種類。注文後に作るのでとてもフレッシュ！

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  モデルの宇野さんもとっても美味しい！とコメント

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  ちょっとした休憩に使えるお休み処は、いすのフォルムも可愛い。

次は今回のリニューアルで新設されたワーキングスペースを紹介しましょう。ノートパソコンやタブレットを持ち込んで作業するのにぴったりなテーブル席で、席ごとにコンセントがあるので充電も安心です。

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  パーテーションがあるので周りの目を気にせず作業できます。

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  お仕事に疲れたらまたお風呂に入ってこよう！

お腹がすいてきたところで、お食事処「竹菜和（たけなわ）」へ。宴もたけなわ…の「たけなわ」ですね。

ガッツリ食べたい人にはセットメニューや御膳ものが、ちょこっと小腹を満たしたい時には蕎麦・うどんやミニどんぶりがあり、アルコールを含むドリンクから写真映えするスイーツまで揃っています。

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  窓が広く明るい印象のお食事処「竹菜和」。

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  お子さん連れにも使いやすい座敷席もあります。

おすすめメニューの筆頭は天ぷら、小鉢、炊き込みご飯などが彩り豊かに並んだ「清河寺鐘つき御膳」。

野菜はできるだけ県内の契約農家から取り寄せているそうで新鮮そのもの。天ぷらはサクサク、茶わん蒸しはアツアツ、食べ始めるとお箸が止まらなくなっちゃう！

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  籠に入った「清河寺鐘つき御膳」。写真でこのボリュームをお伝えできてますか？

ドリンクは埼玉限定の寶CRAFT（タカラ クラフトチューハイ）埼玉越生（おごせ）ゆずを合わせました。

これがまた香りが良く、すっきりしつつもほのかな甘みと苦みがたまらない。埼玉県のシンボルであるシラコバトとミドリシジミ（蝶）をあしらったラベルも可愛いんです。

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  「清河寺鐘つき御膳」の全体を上から。

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  埼玉ならではのご当地チューハイでカンパーイ！

一方、毎日蕎麦打ちして作っているという十割蕎麦もオススメメニューの一つ。太さがまちまちなのは乱切りという製法で、あえて麺の太さを変えることによって歯ごたえや味わいの変化が楽しめるようになっています。

「竹菜和」の蕎麦は産地にもこだわりあり。取材時は真岡産の常陸秋そばを使用していましたが、季節ごとに美味しいと言われる産地の国産蕎麦粉を使っているそうです。

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  お値段が手ごろなのも魅力のざるそば。

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  太さがまちまちなのは、あえてなのです

ガッツリ派におすすめな「ミルフィーユかつ」は梅しそ／チーズ／明太の選べる3種類。男性にも嬉しいボリューム満点の200gです！
川越市から直送される新鮮な豚肉・三元豚に生パン粉をまぶし、店内で一つ一つ丁寧に揚げているので、揚げたてさっくりなとんかつが楽しめますよ。 軽くて甘さのある食べやすい脂が口の中でとろけます。

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  「梅しそ」はさっぱりとした後味。

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  とろっとあふれる「チーズ」やみつきになる「明太」。

デザートには「湯上がり デザートセット」。とっても写真映えします。左から自家製蕎麦プリン、抹茶ティラミス、季節のゼリーと揃って、特に真ん中の抹茶ティラミスにはなんと温泉マークが！

それぞれ単品でも頼めますが、お友達や家族でシェアしたり、お腹に余裕があったら一人で全部食べちゃうのもいいかも。

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  セットでも単品でも注文できる手作りデザート。

お腹がいっぱいになって、ちょっと横になりたいなと思ったら、ぴったりなのが「うたた寝処」。足を伸ばしてごろりと横になれるおひとり様サイズのマットがとても気持ちいい。

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  うたた寝処はこちら。

ブランケットがほしい時は、フロントで100円でレンタルできます。

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  男女共用スペースは窓側。

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  壁側に女性専用スペースもあります。

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  思わずぐっすり寝ちゃいそう。

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  館内にはボディケア、フットケア、ヘッドケアができる癒し庵「逢季」もあります。

最後に「さいたま清河寺温泉」のリニューアルして新しくなったポイントをまとめます！

・下足ロッカーの鍵のICチップで入館、食事、退館の精算などが行えるようになった。
・館内の壁、床などを全面的に張り替えて、新規オープンした施設のように綺麗になった。もちろん椅子やテーブルも新しくピカピカに。
・露天風呂の一部にしっかりとした屋根が付いて、雨や強い日差しの日も利用しやすくなった。
・サウナの中も板を張り替えて綺麗に。また、ととのいいすを増席。
・ワーキングスペースを新設。

とにかく全面的に綺麗に、使いやすくなりました。その一方で温泉の良さは以前と変わっていません。ぜひ気軽に極上の温泉に入れる快適な「さいたま清河寺温泉」へお出かけしてみてください。

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  「さいたま清河寺温泉」から「清河寺」までは徒歩7～8分です。

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  「さいたま清河寺温泉」に来たら、ぜひ名前の由来となった「清河寺」にもぜひ足を運んでみてください。