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およそ5年ぶり、宿泊としては初めて訪れました。
温泉宿へは主に一人で宿泊することが多いのですが、ここはなかなか敷居が高く(?)、複数名での利用が前提と諦めていたのですが、(冬場の閑散期対策か?)最近になって一人宿泊プランがあることを知り、少々高額(税込14,850円)ではありますが予約を入れました。
通された部屋は湖側で、一人で使うにはもったいないほどの広さである上に広縁付きと立派なもので、(好むと好まざるとに関わらず)少しばかり贅沢な一時を過ごしました。特にここのハイライトは支笏湖を望む展望にあるため、温泉からだけでなく、部屋からもその眺望を望めるか望めないかは、この宿に泊まった印象を決定付ける重要な要素になると思います。
口コミに多く登場する料理については、夜が部屋食だったのは○、朝のバイキングはチープ感が否めず、個人的にはシンプルでも純和定食にしていただいたほうが嬉しいところ。
宿泊してみて最も気になったのはお風呂の利用時間帯。清掃なので仕方ないが、私にとって宿泊時の最大の楽しみでもある、深夜および早朝入浴が制限されたのはとても残念。24時間入浴可能な湖畔露天風呂への渡り廊下では、足がちぎれるように冷たかったことを付け加えておきます。
ともあれ、支笏湖越しに望む風不死岳の大展望は筆舌に尽くし難く、この開放感を味わえただけでも訪れた甲斐があると言うもの。中途半端に都会じみた洗い場など不満点がないわけではないが、それらも含めて新旧渾然一体とした北海道(札幌)らしさが表現された貴重な温泉宿の一つだと思います。3人が参考にしています