サウナ活動でサクセス活動「サ活でサ活」
-本日の企画は、花王サクセスシリーズの提供でお送りします[PR]-
こんにちは。ヨッピーです(写真右)。
汗まみれのおっさん3人で失礼します。
僕は週に8回銭湯・サウナに行く生活をかれこれ15年くらい続けているのですが、その過程でサウナ施設やサウナのイベントに関わる事も増えておりまして、その時に「なんでこうなってるの!?」と法律や条例に悩まされる事態が多発しております。例えば……、
脱衣室及び浴室は男女別に設け相互及び外部から見通せない界壁を設けること。
という、公衆浴場法に基づく条例が全国の自治体にあったりするのですが、この条例のおかげで「テントサウナでイベントをするなら、全部目隠しで覆いなさい」みたいなお達しが出たりするんですよ、いや本当に!
僕が以前、テントサウナを海岸に並べて、水着を着て入るイベントを計画した時もやはり「とにかく目隠しで全部覆え」というお達しが出ました
ヨッピー 「普通の浴室を外から見えなくしなきゃいけないのはわかるんですが、水着着用ですし、イベントを開催するこの海岸って普通に水着で泳いでる人が居ますよね? なのにサウナだけ目隠しが必要なのはなんででしょう? せっかく海岸でやるのに、目隠しで海が見えなくなったら海でやる意味がなくなるじゃないですか……!」
お役所 「法律がそうなってますので」
みたいな。
つまり、サウナ=浴室扱いなのでテントサウナも浴室扱いになり、浴室である以上「全部目隠しで覆う必要がある」っていう論法なんですよね。
他にも、東京都のほとんどの自治体にこんな条例があります。
おおむね7歳以上の男女を混浴させないこと。
これも当たり前と言えば当たり前の条例なんですけど、でもこの条例があるおかげで東京都には貸切風呂や家族風呂のたぐいがめちゃめちゃ少ないんですよ。そして貸切風呂・家族風呂が少ないせいで、小さい子どもがいるとか、障害その他さまざまな事情で「身内だけで温泉に入りたい!」という想いをもった人が温泉を楽しめなかったりするわけです。
そこで本日はこの「サウナにまつわる法律のアレコレ」を聞くために、こちらのプロフェッショナルなふたりをお呼びしました!
じゃん!
写真左:全国各地で「おふろcafé」を運営する温泉道場の宮本さん
写真右:「サウナドクター」という名前でお馴染み、慶應義塾大学特任教授・日本サウナ学会代表理事の加藤先生
サウナの話らしく、サウナに入りながらお話を聞く事にします。
加藤先生 いやー、マニアックな座談会ですね(笑)
宮本さん でも、現場の人間にとっては切実な話ですからね本当に。
ヨッピー 今回の座談会を行うにあたって、各地の温浴施設の運営者に聞いてみたんですけど、色々集まりましたよ。例えばこれとか。
保健所や消防署など、所轄によって言うことが全然違うので困る
サウナスタジオ大阪さん
加藤先生 あるあるですね(笑)
宮本さん
まさにあるあるです(笑)でもこれ、本当に困りますよね。例えば三重県で我々が運営している温浴施設を見て、「ああいう施設をぜひ我が県にも!」と言われて意気揚々と参入したら、所轄の保健所に「この設備、ウチでは認められません」みたいな。
法律・条令が同じ文言なのに所轄の保健所によって解釈のしかたが違ったりしますからね。すごく困る。
加藤先生 結局、法整備が追い付いてないんですよね。昭和23年に出来た法律なので、最近になって世に出てきたようなものを定義する法律がない。テントサウナなんて良い例ですよね。
宮本さん そうそう。ウチもテントサウナを置こうと思って保健所に確認したら、「排水口をつけてください」って言われて。「テントサウナに排水口……?いったいなぜ……?」みたいな。
ヨッピー あー、たしかにそういう条例がありますね。
サウナ室の床面は、排水が容易に行えるようおおむね 100 分の 1.5 以上の適当な勾配を付け、隙間がなく、清掃が容易に行える構造であること。 また、室内には、掃除の際に使用される水が完全に屋外に排出できるよう排水口を設けること。
(厚生労働省「公衆浴場における衛生等管理要領等について」より)
ヨッピー そもそも床面が無くて屋外で使う、テントサウナみたいなものを想定してないんだろうな。当時存在しないモノだからしょうがないけど。
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ヨッピー すいません大人の事情でCMを挟ませて頂きました。
宮本さん (笑)法律って難しくて、冒頭で挙げた混浴の問題も、色々説明して「じゃあ水着着用なら混浴OKにします」ってなっても、次は「じゃあ水着とはなんなんだ」みたいな禅問答がはじまっちゃう。
加藤先生 ありますね。「ヒモみたいな、めちゃくちゃ過激な水着でもいいのか」みたいな。
宮本さん そうそう。それで結局「じゃあ水着なら混浴しても良いことにしますけど、過激な水着だと困るので水着は施設から貸し出したもののみOKにします」とかね。
加藤先生
実は公衆浴場法の中には明確に混浴を禁止するという文言は含まれていなくて、「入浴者の衛生及び風紀に必要な措置を講じなければならない。」と書いてあるだけで、その風紀に必要な措置の解釈が都道府県の条例として定められている、というのが現状なんですよね。
プールとかだと「過激な水着はダメですよ」とか書いてあるし、「とりあえず私物の水着でいいけど、過激なやつは注意して退場させますからね」っていう、ああいう運用であれば風紀を乱さないので良い気がするんですけどね。
ヨッピー 湯らっくすさんも「This is it」という男女共用でアウフグースが受けられる大型サウナを新設されたんですけど、その「水着とはなんぞや」みたいな部分が引っかかって施設から貸し出すデカい面積の水着を着ていただくような運用になったそうです。
宮本さん 水着の貸し出しも、洗濯とか大変ですからね……。あと、事業者として強く言いたいのは入湯税の理不尽さです。入湯税って地方自治体の数少ない自主財源で150円のところが多いんですけど、入浴料が1,000円未満の施設は免除されてる事が多いんですよ。でも逆に言えばそのせいで1,000円以上の入浴料にしちゃうと+150円の入湯税も徴収しなきゃいけなくなるからお客さんの負担が一気にあがっちゃうし、そうなると客足が遠のいてしまうのでなかなか値上げ出来ないんですよね。それに、最近は緩和されてきましたが1,000円どころか地域によっては800円の入浴料でも入湯税を取られてる施設があって、800円の内100円とか取られちゃうと死活問題じゃないですか。
加藤先生 温浴施設って、電気代にガス代に人件費にって経費を払って、最終的に残る利益が数%とかの世界ですからね。
宮本さん そうそう。800円のうち100円って12.5%ですからね。そんなに取られちゃうと当然経営は厳しくなる。
加藤先生 これは聞いた話なんですが、入湯税を取ってない自治体があったから「よしじゃあここに施設を作ろう」と思って施設を作った瞬間に入湯税を取る条例が出来たっていう(笑)
宮本さん 完全に狙い撃ちにされてますね。事業者側からするとたまったもんじゃないですよ……!
ヨッピー そこで加藤先生にお伺いしたいんですけど、超党派の「サウナ議連※」が出来たじゃないですか。
※サウナ議連……超党派サウナ振興議員連盟。自民党、立憲民主党、日本維新の会など各党サウナ愛好家の国会議員約50名が立ち上げた超党派の議員連盟。加藤先生が「法整備なんとかしてくださいよ」とあちこちで愚痴ってたら実現したらしい。
加藤先生
そうそう。今まで散々話してるように「古い法律がそのまんま残ってる」っていう問題以外にも、サウナ・温浴施設に関わって来る法律って、公衆浴場法、消防法、下水道法などあれこれあるんですが、公衆浴場法は厚生労働省、消防法は消防庁、下水道法は国土交通省っていう感じで所管の省庁がバラバラなのでややこしいんですよ。
なので事業者が事業をやりやすいように、法整備をしたり規制緩和したりっていうことを進めていこうとしているところなんですね。
ヨッピー 国会議員の先生方がそんだけ集まってたら話も早いんじゃないですか?
加藤先生 それがそうでもなくて、やっぱり法律を変えるとなると大変だし時間もかかるらしいんです。なので今は事例集みたいなのを作ってるんです。「こういう場所で規制緩和して、こういうことをしました」っていう事例集ですね。
厚生労働省:公衆浴場法におけるその他の公衆浴場(サウナ)に関する許可事務の運用状況について
加藤先生 やはり所轄の保健所や消防署から「やりたいのはわかったけど、過去に事例があるのか」は問われるので、その時にこの事例集を引き合いに出して「こういう事例は過去にちゃんとあって、問題も起こりませんでしたよ」と示すことで意見を通しやすくしようという試みです。
ヨッピー なるほど~。
加藤先生 実際に自分がこういう法整備の話なんかに関わるようになって思ったのは、役人の人達も別に「邪魔してやろう」と思ってやってるわけではないんですよ。むしろ協力的な人達のほうが圧倒的に多い。ただし法律は法律なので守らなきゃいけない。そういう中でみんな「ルールの中で何が出来るか」というところを一生懸命試行錯誤している、っていう状態ですね。
宮本さん 地方に行けば行くほどそうなんですけど、サウナブームがあって、実際に我々がやってるような施設が出来ると地域住民も喜ぶし、観光客も来る。だから行政として「応援したい」という気持ちは持ってくれてるんだと思いますね。
加藤先生 そうですね。サウナ議連もそうなんですけど、なんか我々国民が「議連」って聞くと利権とか癒着とかそういうのを連想しちゃうじゃないですか。でもサウナ議連の場合は本当に普通に、「ただサウナが好き」っていうだけの先生がたばっかりなんですよ。だから自民党や立憲民主党、日本維新の会の議員さんなど、党派を超えて集まってるんですけど。
宮本さん まあ、サウナなんて市場規模が小さいから利権なんてものじゃ無いですしね(笑)
ヨッピー やっぱり日本人はお風呂大好きですからね。「なんとかしなきゃ」みたいな意識は共有しやすいのかもしれない。
ヨッピー そんな風に「法整備を進めよう」とか「行政も応援してくれる」みたいな話を聞くと「おっ、温浴施設の未来は明るいな!」って少し思えるんですけど、そういう兆しみたいなものはありますか?
宮本さん いや全然!!ウクライナ戦争や円安の影響で電気代がめちゃくちゃあがったじゃないですか。ウチの事例だとだいたい月150万円くらいだった電気代が一気に330万円ですからね。一生懸命働いてもぜんぜん利益が残らないから「俺は何のために働いてるんだ?」って悲しくなる時があります。それなのに電力会社は黒字決算だったりして。そりゃあ廃業するところが増えますよ。
ヨッピー あーー。僕ずっと思ってるんですけど、東京近郊だと草加健康センターとか、平日の昼間は割とお年寄りの人達のたまり場になってるような温泉ってたくさんあるじゃないですか。
宮本さん ありますね。カラオケがついてたりとか。
ヨッピー そうそう。ああいう施設って、近隣住民、特に高齢者の人達のQOLの向上に役立ってると思うんですよ。ああいう所に通って、常連同士で話してカラオケ歌ってお風呂入って帰るっていう生活をしてたら認知症にもなりづらいだろうし、足腰も弱りづらいじゃないですか。今医療費が年間20兆円とか天文学的な数字になってますけど、このうち数パーセントでも温浴施設を保護する予算にまわしたら結果的に医療費がさがって収支がプラスになるんじゃないかと思って。
加藤先生 でもそういう施設、実際あるじゃないですか。補助金が出てて、地域の高齢者は150円で入れますよ、みたいな。でもだいたいそういう所はガラガラでずっと赤字を垂れ流してるんですよね。あれはあれで問題だと思いますよ。
宮本さん あー、あれは正直「民業圧迫だ!」って思いますよ。150円なんて値段、民間では絶対出せないですもん。
加藤先生 確かに、ヨッピーさんの言うようにお風呂に通うことで健康寿命が延びるんじゃないか、っていう仮説は説得力があるように思えるんですけど、データなりエビデンスなりが無いんですよ。そういう分野の研究が今後進んで、「週3日以上、近くの銭湯に通っている人は認知症になるリスクが〇〇%下がって、健康寿命が平均〇年延びる」みたいな結果が得られれば「それなら医療費がこれくらい減るだろうし、そのぶん補助金をもっと出して保護しよう」みたいな話にはなるかもしれません。
ヨッピー なるほどな~。でも早いとこ保護したほうが良いと思うんだけどなー。都心部ならともかく、田舎のほうだと例えば子どもが孫を連れて帰省してきた時に、行く場所も無いじゃないですか。温泉があれば「じゃあお風呂でも行くかー」って3世代みんなで行ったり出来ますけど……。
宮本さん 確かに、田舎のほうだとみんなで行くのってお墓参りとお寺の法事、あとはお風呂くらいですよね。そこからお風呂施設がなくなったら本当に何もなくなっちゃう。
加藤先生 サウナブームのおかげで若い人たちが増えたおかげで助かった施設は山ほどあると思うんですね。サウナブームが無かったら、コロナの時に廃業した施設がもっともっと増えてたのは間違いないと思います。ただその「若い人が増えた」という良い面がある一方で、「平均単価が下がった」という問題も出て来てて。
宮本さん 若い人はマッサージとかアカスリとかしないですもんね。
加藤先生 まさにそうです。ああいう別メニューの売上って決して軽視できないので、施設側の立場から言わせていただくと「館内のお食事もぜひ食べていってください!」っていう感じです(笑)
ヨッピー いやほんとに。僕も友達とみんなでスーパー銭湯行く時なんかはなるべく飲み食いして豪遊するようにしてます。あと今回は花王さんのタイアップでこういう企画が実現してるんですが、こういう事例もどんどん出て来るとありがたいですな……!
宮本さん まさに……!
というわけですっかりお忘れかもしれませんが、今回は……、
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*1 トランス-3,4'-ジメチル-3-ヒドロキシフラバノン
*2 炭酸ガス(噴射剤)
撮影協力:おふろcafé utatane