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大浴場は長方形の浴槽で、湯船のそこは板張りになっていました。足元からわいているのかとも思える作りでしたが、給湯口は別にあります。新鮮で薬品など入れていない湯ですので、飲泉できます。掛け湯の段階で、早くもつるつる感ありでした。
家族風呂は1時間1500円。籐のかごに鍵とタオルがせっとされています。タオルは実はバスタオルではなく、足ふきマットです。いひょうをつかれ、ちょっと笑えましたが、意外とこのほうが実用的でした。
湯がつるつるするのは大浴場と同じ。源泉が高温なのでしょう、湯温と浴槽の大きさのバランスを考慮してだとおもいますが、湯は少量ずつ加えられかけ流しされていました。湯船のそこに2箇所吸い込み口がありましたが、うごいていませんでした。給湯口のバルブは回せるのかと思うくらいに、成分がびっしり付着していました。こういうのを見ると嬉しくなります。
かけ流しが弱いので、湯はうすく白濁した状態でした。アルカリ性の硫黄泉で、口に含むと弱くゆで卵味ですが、匂いは「あれ~?炭酸水素塩泉みたいやな」と感じました。この発言に同行していた妻は「マニアでた!」と大喜びしていました。
ごGWということもあり、湯量に対して入浴者が多かったのでしょうか、湯の新鮮さは明らかに大浴場に軍配があがると思いました。
家族湯は、湯の新鮮さ、ひょっとして外から見えているのかと疑える作りと値段とのつりあいを考えると、わざわざ立ち寄りで利用するほどのポジションは(この別府においては)ないというのが感想です。
しかし、大浴場には大満足です。
(07.5.5入湯)2人が参考にしています