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ここ内牧。外輪山に囲まれ山々と田園との風景がのどかな地に建つ大型旅館である。
本館と離れからなる館内は小洒落た雰囲気。パブリック施設等も充実。こういうタイプの旅館特有といった造りである。
通された客室は離れ「望蘇閣」。2階建てに10室のみ。15畳の主室に6畳の副室と8畳程のフローリングの応接間の室内。格調高い座敷のしつらえで風格漂う造りは見事である。窓の外には、庭園と緑の芝生との調和が映えてのんびり寛げる。
温泉は2ヶ所。自家源泉を持つアルカリ単純泉の湯は肌触りよく快適である。豪華な大理石造りの内湯に岩露天は「峰望の湯」といい、その名の通り五岳を望むことができる。本館にある展望風呂からの景観は良く五岳のパノラマが迫る感があり雄大である。天候にも恵まれラッキーであった。
ここまではポイントが高い。唯一残念だったのが料理全般である。定番の馬刺しなど地の素材を使った内容であったが、質、量、味付けなど少々乏しい内容。配膳ペースなど含め、あえて詳しくは述べないが、正直宿泊料金に見合う内容でなかった。
夏休み、休日前の宿泊で料金も高めなのは分かる。「温泉旅館」を満喫したい者として「食」も重要なポイントのひとつである。(超格安プランなら納得できるが)そこにも力を注いで頂きたい私の中では誠に惜しい宿である。(内牧へは2度やなく3度目でした)1人が参考にしています