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投稿日:2010年7月11日
☆八幡平に憧れて⑤藤七温泉彩雲荘☆ (藤七温泉 彩雲荘)
イーダちゃんさん [入浴日: 2010年7月6日 / 2時間以内]
55.0点
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55.0点
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55.0点
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44.0点
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55.0点
標高1400m、東北一高所にある藤七温泉彩雲荘---。
こちらのお風呂にイーダちゃんが訪れたのは、2010年の7月6日、後生掛温泉滞在3日目のお昼すぎ、午前中に玉川温泉を訪ねてから2時間後のことでした。
こちらのお宿である彩雲荘、実はほぼ八幡平の頂上近くにあるんです。八幡平頂き近くの休憩所でR23のエスピーラインから樹海ラインに右折してすぐんとこ。彼方の山肌には赤茶けた根雪の層がごわーんとブ厚く張りついてるし、なんか雰囲気はもー高山そのもの。ええ、群馬の万座の風景によく似てましたね。森林限界で樹木の背丈はみんな低めになってるし、珍しい高山植物もあちこちに見受けられるし、なにより山小屋風の宿前の駐車場にクルマをとめて外にでたら、白黒まだらの岩ツバメが僕の足元にチチチと降りてきたのが妙に歓迎チックでよかったな。
玉川温泉効果で食欲もでてきてたんで、お風呂前にこちらの1200円のバイキングを注文。山菜が豊富でなかなかうまかった。で、宿の娘さんに説明を受けて次に入ったこちらの混浴風呂が、これがまた仰天するほどサイコーだったんですヨ(^o^)/
山肌の傾斜に沿って手掘りチックな四角い湯船があっちにぽつん、こっちにぽつんといくつも眺められます。(計七つの湯舟がございます)乳白色の見事なお湯にたちこめる硫黄臭。さらには高原独特の心地いい涼しげなそよ風でしょ?
も・これだけでイーダちゃんはハッピーモード120パー。
ぽおっとした頭と心ですのこの上で掛け湯して、高原のやや曇りの曇天空を眺めながらお湯入りすれば、
僕、なんだか黙りこんじゃいました---あんまり素晴らしいお湯だから。
こちらのお風呂、足元から直接ぷくぷくと湧出してるんデスよ。肌伝いにお湯中を這いのぼってくるそのぷくぷくの頻度が並みじゃない、も・絶えずぷくぷく、ぷくぷく……しかも、あぶくの出先を知りたくて反射的に伸ばした指先に触れてるこれは、風呂底に敷いてある板底の隙間からまさぐれるなんだか柔らかげなこのブツは、こりゃあ天然の泥の層じゃあないですか。
---じょおおおおお!(ToT;>
なんかね、大分の別府温泉保養ランドの泥湯クラスの泥が、湯船の底にあるんスよ。真っ白でさらさらの泥さんが。歩いててときどき板底の隙間の泥の層に間違って足先を突っ込んだりすると、これが「うお、アチチ!」と飛び上がるくらい熱かったりしてね。なんかね、限りなく野湯の薫りを残した野趣豊富な山小屋風呂なワケなんですよ、よーするに。
ひとことでいって超・サイコー。
嬉しかったなあ。イーダちゃんはこちらのお風呂にいるあいだじゅう、ニコニコと笑いっぱなしのおたふく顔でいたように思います。バスタル巻きの緊張気味のカップルに「コンニチワー」と声掛けしたり、軽く世間話なんかしてたら1時間半あまりの時間があっというまにたっちゃってました。
かなーりまえ、片岡義男の「天国にいちばん近い島」ってのが流行ったことがあったけど、あれに習って僕はこちらの温泉を「天国まで徒歩5分でいける格安温泉」と呼びたいですね。
もー 素晴らしかった。朝から後生掛温泉→玉川温泉→藤七温泉と天下の名湯に入りつづけたお蔭で、この夜のイーダちゃんは使いモノにならないくらいヘロヘロになっちゃったけど、いいのよいーの! 藤七温泉彩雲荘のお湯はどれほどの苦労をしても入るべき価値のある至上の霊泉です。景色もグー。岩ツバメも空気も山菜もグー。冬季は雪で閉鎖されますので、それまでに家族友人を誘って是非ご来場下さい(^o^)/2人が参考にしています
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