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2005年7月8日入湯。温泉って生き物なんだな~、と悲しい意味で実感してしまいました。
以前の私のクチコミをご一読頂いて判るように、1年程前には圧倒的なインパクトのある温泉でした。正直なところ成分が強すぎて、「感動的」ではあっても、「好き」で「何回も訪れたい」とは思えない温泉でした。その複雑な思いを寄せる温泉が、一時期白湯になってしまったとのことで心配になり再訪しました。
残念ながら、戻ったのは色だけ、というのが正直な感想です。その証拠にお客さんの数が激減しています。以前はカランの場所を取るのに苦労したのに、今回はいくつも空いていました。
確かに硫黄のにおいはする、お湯はしょっぱい、元に戻ったような気がする。けど成分の濃さが全然違うのです。以前はたった1分湯につかるだけでも湯当たりしそうだったのに、今回はまったりつかっても全然平気。地元の方達も、以前はほとんどの方が浴槽にはつからず浴槽のへりで寝そべるだけだったのに、今回は多くの方が湯船の中で談笑しています。そしてもっと驚いたのが浴後。以前は2分以下の入浴でも汗が止めどなく流れたのに、気温が前回より高いにも関わらず、すぐに湯冷めしてしまったのです。
6月から7月に渡る長期メンテナンスの直後とあり、湯船の堆積物がほとんど無くなっていました。また、湯量も1年前に比べ減っていたように感じました。けど、それだけでここまでの変化になってしまうのでしょうか?
インパクトが薄くなった分、ゆっくりと利用することが出来、それはそれでいいのかな~、と思います。けど、私にとってのさんない温泉は、地面からこんなに凄いお湯が出てくるんだ!という神秘さえ感じる「感動的」なもの。悲しい気持ちで一杯です。
この変化のせいか、近隣のたらポッキ温泉が以前より混み合っていました。2人が参考にしています