-
文豪の川端康成が泊まった宿ということで宿泊したが、
ただ、「康成が泊まった部屋」があるだけで、
それ以上のことはない。設備が古くて、とても残念だった。
本に載っているから、一流旅館に泊まれると期待していたのだが、一流とは程遠い設備の貧弱さだ。民宿のようなレベルであると思う。文豪が泊まったところに宿泊するときは注意が必要だ。理由は、文豪が泊まったのは大昔の時代だからである。つまり、建物がそのままぼろい。いや、ぼろいのがいいと、あなたはおっしゃるのかもしれない。いや、違うんだ。このぼろさは、いいところのないぼろさなんだ。イメージとしては、一般的な民宿がそのまま建物を改修しないで110年ぐらい営業した感じである。
結果論からいうと、料金が同じなら別の内容の濃い旅館に宿泊し、伊豆の踊り子の名所でも訪れれば、康成の世界は十分に堪能できたと思う。こっちは夢のために一万円出したんだから、ちゃんと夢を用意してくれないと困る。料金を8000円ぐらいにしないと、詐欺みたいなもんだよ!?。まあ、でも、「康成が泊まった部屋」、一回見てみたいわな。だまされるのも、文学的だよ。
近代化して欲しいけどね。5人が参考にしています