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小雪舞い散る冬に日帰りで入ってきました。
赤湯温泉街中心部のやや奥まったところに立地し,建物自体は近代的な鉄筋建築ですが,もともと米沢上杉家の別荘という歴史ある宿とのことで,立派に内装された館内のあちこちに上杉家ゆかりの品々が展示してあります。
温泉ですが,内湯1つ,半露天1つ,露天風呂3つの湯船があり,このうち広い内湯と大露天風呂は循環消毒ですが,半露天の「源泉枡風呂」,露天の「龍神の湯」「原石風呂」が源泉掛け流しとなっています。特に露天風呂の2つは安山岩の大石をくり抜いたユニークな湯船で,他の湯船より一段高いところにあって眺望もよいのですが,同じ泉質表示ながら「龍神の湯」は注湯口が黄色になっていて硫黄臭が強いのに対し,「原石風呂」はそれほど硫黄臭はせず,別々の泉質のような感じです。いずれにしろ,空から舞い来る小雪や遠くの雪山を眺めながら大岩の湯船で源泉掛け流しのお湯に身を浸すのは格別です。
このように,きれいに整った雰囲気のよい館内に加えて,源泉掛け流しの露天風呂も楽しめるので,旅館重視派の人だけでなく温泉重視派の人でも十分満足できると思います。なお,内湯には「温泉将棋」なる大型の将棋台があって,入浴しながら将棋がさせるようです。5人が参考にしています