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以前から「天然温泉」ののぼりが気になっていた施設だが、10月27日(土)朝7時に行ってみました。
浴室に入るとまず強い塩素臭が歓迎してくれる。内湯は全て塩素白湯だが、温泉目的の小生は身体を洗ったあと露天の温泉浴槽に向かうことにする。
ここの泉質は 含鉄(Ⅱ)・ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・塩化物泉。 一見して有馬の金泉そっくりであるが、決定的な違いは強烈な塩素臭。 この臭気は人が浸かることによって増長されるものだが、朝からこれほどきついのは、もともとの塩素投入量が多い事を示している。
浴槽にチョロチョロと(笑)流れ込んでいる源泉は強い塩味とえぐみを伴うが、浴槽の湯は本来の芳香を失い、廃線・廃屋・廃車の如く、力を失った、もはや手遅れの雰囲気が漂う茶色い湯と化している。
おそらく涌出量が絶対的に少ないのだと思うが、「循環し過ぎ、塩素入れ過ぎ」の代表格の施設である。
帰宅しても身体に残る塩素臭は不快で、風呂に入り直して事なきを得た次第である。 ただの水道水の拙宅風呂が価値あるものに思えたのも笑える。
「天然温泉」とはなんぞや?・・・
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