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投稿日:2025年5月15日
今はもう泊まれない阿寒湖荘の思い出… (ホテル阿寒湖荘(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2023年9月17日 / 滞在時間: 2時間以内]
55.0点
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44.0点
今はもう泊まれない阿寒湖荘の思い出
特別天然記念物のマリモで有名な阿寒湖湖畔に佇む、昭和8年(1933年)に開業した鉄筋6階建ての温泉宿。また昭和天皇もお泊まりになられた、由緒ある湯宿でもあります。日曜日に、一泊二食付(弁当プラン)で利用してみました。
この日は、4階の6畳和室付きツインベットの洋室に宿泊。窓から、森を望む景色です。
早速浴衣に着替えて、5階にある男女別の展望大浴場へ。男女入替なしで、男湯は手前の「雄富士」です(ちなみに女湯は奥の「雌富士」)。
棚に籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に9人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、DHC製です。
左側に4つのタイル張り石枠内湯があり、手前の4人サイズは水風呂で、その上は「高温 入れません」と書かれた源泉槽。ここは、計ってみると50.3℃で、確かに熱過ぎです。真ん中の14人サイズと、奥の15人サイズの内湯には無色透明の単純温泉(源泉名: 新2号泉源)が、源泉かけ流しにされています。泉温58.7℃を加水・加温せず、真ん中は43℃位、奥は41℃位で供給。肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、塩化物臭がして少塩味がします。窓から近くのホテルや阿寒湖を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
続いて、一度浴衣を着て2階の男女別の露天風呂「鹿鳴の湯」へ。男湯は奥です。棚に籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に1人分の洗い場。アメニティは同じ物です。
外に出ると20人サイズの岩風呂があり、湯温は手前で42℃位ですが、奥の湯口がある方は43℃強位。囲まれていますが、森の景色を眺めつつ、しばらく貸切状態でまったりできました。
夕食は、予約時間にフロントへお弁当を取りに行き、部屋で頂きます。ローストビーフ、帆立と甘海老の刺身、唐揚げ。ほうれん草の胡麻和えや玉子焼、りんごも入っている。インスタントの味噌汁付で、缶ビールも販売機で買えるので十分でした。
翌朝も、チェックアウトまで朝風呂を堪能。朝食は、1階の中宴会場「あららぎ」でバイキング。ドリンクに牛乳やオレンジジュースの他、カツゲンという乳酸菌飲料もある。スクランブルエッグとベーコン・一口男爵コロッケ・色々野菜のミートソースチーズ焼きといった洋風のものから、サーモンの刺身・秋刀魚の甘露煮・焼き鮭・焼き鯖・鱈子もあり、お腹一杯になりました。
お土産にメロンパンももらっちゃってサービスのいい宿だなぁと思っていましたが、まさか令和6年3月末で閉館してしまうとは本当に残念。湯使いも良かっただけに、是非リニューアルして再開して欲しいものです。
主な成分: ナトリウムイオン84.9mg、アンモニウムイオン0.9mg、マグネシウムイオン23.3mg、カルシウムイオン19.0mg、マンガンイオン0.4mg、第一鉄イオン0.5mg、フッ素イオン0.3mg、塩素イオン47.5mg、硫酸イオン45.1mg、炭酸水素イオン286.0mg、炭酸イオン0.1mg、リン酸イオン0.2mg、メタケイ酸93.9mg、メタホウ酸12.9mg、遊離二酸化炭素118.3mg、成分総計0.740g
※なお、平成23年の分析書だったので参考までに。15人が参考にしています