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島崎藤村ゆかりの宿ということなので、ずいぶん前に一度おとないをいれたことがありました。その時も、舗装道路が尽きようかという辺りに佇む一軒宿を見て、「かくてもあられけるよ」と感じたものでしたが、今回改めて訪ねてみて、その雰囲気は少しも変わっていないなと思いました。喧騒を離れてゆったりとした時間を持ちたいなら、うってつけの宿と言えるでしょう。
他の方々がご指摘の通り、お湯も申し分ありません。湯舟の底には鉄分が沈殿していて、底に触れた部分が赤くなるほどです。
脱衣場に掲げられた宿の由来を読むと、江戸時代に禁圧を受けたり、明治になって宿を再開したのはいいけれど火災に見舞われ「神の祟り」とののしられたり、この温泉を提供するために、これまで多くの苦労をされてきたことが伝わってきます。その営みに感謝しながら、しばしの湯浴みを楽しみました。
吉野温泉元湯入湯日:2007.11.30人が参考にしています







