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投稿日:2021年6月24日
秘峡の露天風呂で浴びるマイナスイオン… (名剣温泉旅館)
きくりんさん [入浴日: 2020年10月20日 / 2時間以内]
55.0点
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44.0点
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55.0点
秘峡の露天風呂で浴びるマイナスイオン
黒部峡谷トロッコ電車の終着駅である欅平駅から、朱色の奥鐘橋を渡り、オレンジ色のヘルメットを被って通る名勝人喰岩など、奥黒部の自然を楽しみながら歩くこと約15分。
名剣山の南麓に位置し、深い峡谷の絶壁の上に佇む、昭和32年(1957年)に開業した温泉旅館。また、日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。平日の午前中、日帰り入浴してみました。
入浴料770円は、玄関を入って左側の受付で。貴重品があればここで預け、建物を出て左手へ進みます。崖の上に渡した板の足場の上を歩いて、男女別の露天風呂へ。男湯は手前の「かたくりの湯」、女湯は奥の「おくがねの湯」です。
棚にプラ籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーなし。左側に水を溜めた瓶と、2人分の桶と椅子が置かれた洗い場。アメニティは、POLA のロイヤルゼリー系です。
右側に7人サイズの岩風呂があり、うっすら灰色がかった透明の単純硫黄温泉(源泉名: 祖母谷温泉)が、源泉かけ流しにされています。詳しい分析書は掲示されていませんでしたが、こちらも猿飛山荘と同じ祖母谷温泉からの引湯です。
泉温77.5℃を、42℃位で供給(泉温が高いので、10%程度自然湧出水を加水する時期もあり)。PH7.70ながら、肌がスベスベする浴感です。加温なし、循環・濾過なし。湯口の湯を口に含むと、玉子臭がしてちょっとエグい味。灰色の湯の花が舞っています。
目の前には、ゴーゴーと流れ落ちる滝と深い山の緑の景色。溢れんばかりのマイナスイオンを浴びつつ、ずっと貸切状態でまったりできました。
湯上がりに玄関前に座って一休みしていたら、ご主人が冷たい水を出してくれました。宿泊者専用の内湯と貸切風呂もあるようなので、一度は泊まって幽谷の秘湯で湯めぐりもしてみたいものです。16人が参考にしています
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