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投稿日:2025年3月22日
虹色のタイルが輝くドーム型の大浴場… (SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE)
きくりんさん [入浴日: 2023年7月31日 / 滞在時間: 1泊]
55.0点
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44.0点
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55.0点
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55.0点
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55.0点
虹色のタイルが輝くドーム型の大浴場
鶴岡市の田んぼの中に浮かぶようにポツンと佇む、平成30年(2018年)に開業したスタイリッシュな温泉宿。世界的建築家の坂茂氏が設計を手掛けた、デザイナーズホテルでもあります。平日に、一泊朝食付きで利用してみました。
2階にフロントがあり、階段を登って行く(エレベーターもあり)アプローチ。館内には、晴耕雨読を体現するかのように、至る所にお洒落なレストランやライブラリー、SAKEバー、セレクトショップ等があり、のんびりと一日を過ごせます。
この日は、Y棟2階のシングルルームに宿泊。3つの客室棟は、羽黒山(H)・月山(G)・湯殿山(Y)の出羽三山の頭文字なのだとか。紙管を使ったベットやチェアが、やはり環境に配慮され特徴的。収納も生活感を感じさせず、館内着の作務衣などはテレビ周りの戸棚に隠されています。窓から、水田と山々を望む景色です。
早速作務衣に着替えて、SPA棟1階にある男女別の大浴場へ。毎日6時に男女入替になりますが、男湯は左側の「天色の湯」です。
棚に籐籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に6人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、マーガレット・ジョセフィンです。
窓際に弧を描くように9人サイズのタイル張り内湯があり、無色透明のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物温泉[源泉名: 鶴岡北京田(1号)源泉]がかけ流しにされています。泉温62.0℃を加水なし(温度調整が必要な時のみ加水あり)・加温なしで、41℃位で供給。PH8.1で、肌がややスベスベする浴感です。循環なし・消毒はありですが、塩素臭は気になりません。湯口の湯を口に含むも、ほぼ無臭でまろやかな味がします。
続いて、外の露天風呂へ。やはり弧を描く7人サイズのタイル張り浴槽で、湯温は42℃位。この日の一番風呂だったのですが、撮影禁止がちょっと残念。とはいえ、水田や山の景色を眺めつつ、しばらく貸切状態でまったりできました。
夕食は、鶴岡駅近くでたまたま見つけた料理屋「ゆう禪」で。この日は、湯殿山参りで歩いたので、先ずは生ビール。お通しは、季節の野菜と豚しゃぶとニシ貝。岩牡蠣が大ぶりで口一杯に磯の香りが広がります。ガサ海老の唐揚げと、「くどき上手」の純米大吟醸を追加。握り寿司は、〆鯖・鱧・甘鯛の昆布〆でほろ酔いのまま帰宿。ゆっくりとした時間の流れを楽しみつつ、館内でのんびりと過ごしました。
翌朝は、男女入替となった右側の大浴場「朱鷺色の湯」へ。浴室に入ると、左側に7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは同じものです。
右側に弧を描くように10人サイズのタイル張り内湯があり、湯温は42℃位。ドーム型の天井に、六角形の天窓があります。
一度服を着て、露天風呂とサウナがある「月白の湯」へ。浴室に入ると、左右に8人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは同じものです。
奥にサウナがありますが利用せず、外の露天風呂へ。2つ石造り浴槽がありますが、左側の2人サイズの方は水風呂。右側の7人サイズの方が温泉で、湯温は42℃位。囲まれていますが、水盤と空を望む景色。飛び交う燕を眺めながら、まったりできました。
朝食はレストラン「MOON TERRASSE」で、庄内の食材をふんだんに使った和食のブッフェに舌鼓。地元産野菜のサラダや鮭の塩麹焼、しそ巻き、玉コン、蕎麦の実のジュレ、温玉、だだちゃ豆、ゴーヤと厚揚の炒め、ズッキーニとトマトの塩麹炒め、肉じゃが、にし貝とおぼろ昆布の味噌汁、雑穀ご飯など。鳥海山高原ヨーグルトとコーヒーでお腹いっぱいになりました。
周囲の環境に寄り添う建築と、地産地消の食事、かけ流しの温泉を求めて、また違った季節に訪れてみたい宿ですね。
主な成分: リチウムイオン0.5mg、ナトリウムイオン777.6mg、マグネシウムイオン0.3mg、カルシウムイオン397.7mg、鉄(II)イオン0.1mg、アルミニウムイオン0.1mg、フッ素イオン3.9mg、塩素イオン871.2mg、臭素イオン3.2mg、ヨウ素イオン0.4mg、硫化水素イオン1.4mg、硫酸イオン1362mg、炭酸水素イオン35.1mg、炭酸イオン0.2mg、メタケイ酸48.1mg、メタホウ酸7.3mg、遊離二酸化炭素0.7mg、遊離硫化水素0.2mg、溶存物質総量3520mg18人が参考にしています