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昨年の暮れにオープンしたばかりの「湯楽の里」のニューフェースで、東武日光線新栃木駅から徒歩圏にあります。
浴槽は内湯と露天があり、温泉を使用しているのは露天風呂だけです。上下2段構造の岩風呂の上段が源泉掛け流し(加温あり)ですが、上段でオーバーフローした湯は下段に流れる仕組みにはなっていないようでした。
温泉は、地下1000メートルから湧出したナトリウム炭酸水素塩温泉で、pH7.9、泉温は46.3度あります。暗く濁った薄黄色とでもいいましょうか、何ともいえない渋い色の湯で、湯口では鉄臭が、浴槽ではわずかに硫黄臭が感じられました。ツルスベ感と気泡があり、浸かっていてなかなか気持ちのよい存在感のあるお湯でした。
ただ、施設に関してはちょっと小言が出てしまいます。オープンしたばかりなのできれいなのはまあいいとして、下駄箱と脱衣所のロッカーの2ヶ所で100円硬貨を用意しなくてはならないことや、退館時に自動改札のようなゲートに磁気カード(精算時に渡される)を通して出なければならないなど、まどろっこしいことをさせられるのが気になりました。さらに温泉浴槽の利用者は栃木市の入湯税50円を別途専用の券売機で支払うという変わった仕組みがあります。私は一応支払ったけれども、ちゃんと払っている人は少なさそうな感じでした。
(2006年1月入浴)0人が参考にしています