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武田尾温泉の旅館「紅葉館」が建設中(2008年12月12日オープン予定)のため源泉が仮設露天という形で無料開放されていました。
わりと深めの鉄の浴槽が道路沿いの川原に置かれており、源泉がこれでもかと言わんばかりの量がドバドバと掛け流されていました。数々の温泉に入ってきましたが、道路のすぐ横で服を脱ぐのは初めてで、一瞬躊躇しましたがここを目的にやって来たわけですから入らないわけにはいきません。幸い人も車も通らず問題なしでした。
泉質は含弱放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(成分総計1.213g/kg、pH8.0、29.6℃、14.9マッヘ)です。無色透明の湯であるが発泡量が半端ではなく、白濁して見えるほどでした。硫化水素イオン0.3mgとは思えないほどの硫黄臭があり、帰宅後も体から硫黄臭が感じられるほどでした。味覚は弱塩味+弱苦味+弱たまご味であり温泉らしさを感じます。浴感は弱いツルツル感があります。
湯からあがると足の裏が真っ黒になっており驚きましたが、これは浴槽の鉄と温泉成分の硫黄が反応して硫化鉄になったものと思われます。
湯に浸かりながら見る武庫川と山々の景色はすばらしいものでした。遠くに河鹿荘の茅葺屋根も見え風趣を添えておりました。大阪からそんなに遠くないが、大自然に包まれた入浴ができとても満足する事ができました。
湯~ぼーと様のHPでもここが大いに話題に上っておりました。温泉好きの皆さんもここに入浴して、温泉巡りをしていて良かったと思える貴重な体験をされたもようです。
「紅葉館」が営業を開始されたならこのすばらしい源泉を上手に使ってくれる事を願っています。
今回は仮設風呂という事なので評価なしとします。2人が参考にしています