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鐘ケ淵周辺にある4つの銭湯のうち、駅から最も遠く、後回しにしていましたが、結果的に一番ひなびていて気に入った銭湯となりました。
ここの魅力は、銭湯の雰囲気もさる事ながら、そこに行くまで迷路のような路地を分入って行く所にもあります。
特に目の前にある「大嶋菓子店」という木造の駄菓子屋がえらく渋くて、郷愁を誘います。
木造モルタルの銭湯で、番台式、格子天井、鯉の泳ぐ水槽、小さな箱庭があります。
浴室は、カラン22、立ちシャワー2ですが、かなりこじんまりした印象。
応急用のソープ、シャンプーは浴室ではなく、脱衣所に2組ほど置いてありますが、さすがに持って入るのは気が引けて、今回は自分の携帯用を使いました。
ペンキ絵は、志摩と書いてある海の絵で、富士でないのは珍しいですね。
浴室は、43度くらいのジェットのある主浴槽と、40度ちょっとのヌル目のじっこう薬湯で、デンキもあるのですが、電気は出てないようでした。
それだけですが、鄙び方が良いので、古いもの好きにはオススメです。
私としては、明るい時間にもう一度「大嶋菓子店」など周辺の建物を見に来たいと思いました。
※ 2016年7月、明るい時間に再訪、写真を更新しました。2人が参考にしています