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投稿日:2025年2月24日
4号源泉と100%源泉かけ流しに拘る宿… (小野川温泉 うめや旅館)
きくりんさん [入浴日: 2023年7月30日 / 滞在時間: 2時間以内]
55.0点
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44.0点
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4号源泉と100%源泉かけ流しに拘る宿
小野川温泉街を散策するのに便利な中心地に佇む、明治元年(1868年)に開業した鉄筋3階建ての温泉旅館。また、純温泉協会会員の宿でもあります。日曜日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料500円は、玄関を入って正面の帳場で。ブラウン管のテレビなどノスタルジックな調度品が置かれたロビーには、旅館名の入った赤いスリッパがきれいに並べられています。左奥の廊下を奥へと進むと男女別の大浴場があり、男湯は手前右側(女湯は奥)です。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLAのひとときとローヤルゼリー系です。
左側に4人サイズのタイル張り石枠内湯があり、無色透明の含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(源泉名: 協組4号源泉)が源泉かけ流しにされています。泉温78.8℃を加水・加温なしで、43℃強位で供給。PH6.8で、肌がややスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、はっきりと玉子臭がして旨じょっぱい。小さな白い湯の花も舞っています。
小野川温泉の多くの施設は、泉温の高い4号源泉と低い5号源泉を混合して適温にしているのですが、こちらでは高温の源泉を加水せず、熱交換で適温にしているとのこと。5号源泉に比べて、4号源泉の含有成分が多いので、混ぜて薄めたくないという拘りなのだとか。
訪れたのは日帰り入浴オープンの1時間後でしたが、湯がまだ7割位しか溜まっていませんでした。加水なしなので、温度調整が大変なのでしょうね。
先客が上がられた後、壁に貼られた4号源泉のポスターを眺めつつ、アヒル隊長に見守られながら、しばらく貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン1010mg、マグネシウムイオン3.4mg、カルシウムイオン354.7mg、マンガンイオン0.4mg、フッ素イオン1.9mg、塩素イオン2373mg、硫化水素イオン0.7mg、チオ硫酸イオン5.4mg、硫酸イオン70.4mg、炭酸水素イオン103.6mg、メタケイ酸66.3mg、メタホウ酸6.8mg、遊離二酸化炭素40.9mg、遊離硫化水素0.5mg、成分総計4497mg
※なお、平成27年の分析書だったので、まもなく更新かも知れません。15人が参考にしています