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残雪残る初春に日帰りで入ってきました。
かつてあったであろう萱葺きの年季の入った重厚な建物の雰囲気は,残念ながら焼失により失われましたが,その代わり設備も新しくなり,近代的で明るく清潔な印象です。一方では,以前からの浴槽に昔ながらの造りの浴室を再現し,豪快な湯滝の掛け流しなど,かつての面影も残されています。
温泉は白い湯の華の舞う,無色で特有の温泉臭の香る源泉掛け流しの良質な硫酸塩泉で,やや熱めです。特に露天風呂はかなり熱かったのですが,常連の方の話では「今年は暖冬で雪解け水が少ないからでは?」とのことでした。
このように,情緒性では昔の建物が現存する隣の西屋に一歩譲りますが,東屋は良質な温泉はもちろん,近代設備と露天風呂を備えており,より快適に秘湯を堪能したい方にはお薦めできると思います。4人が参考にしています