口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2022年9月23日)
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2本の自家源泉と趣向の違う3つの湯処
塩原温泉郷の古町温泉の中心地に佇む、鉄筋7階建て(なぜか2階がない)の温泉旅館。平日に、一泊二食付で利用してみました。
ロビーの奥には、片岡鶴太郎の書が飾られています。この日は、6階の次の間付7.5畳のモダン和室に宿泊。窓から、山々や古町温泉街を眺める景色です。
早速浴衣に着替えて、1階のエレベーター前にある大浴場「洞窟風呂」へ。23時に男女入替となって男性は翌日は入れなくなる為、酔っ払う前に入浴必須です。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。モウモウと湯気が立ち込めた浴室に入ると、左側手前に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、ミキモトとリーブルアロエのとちおとめ果実水配合のものです。
壁際に迫力のある15人サイズの石造り内湯があり、無色透明のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 会津屋源泉・会津屋岩風呂源泉混合泉)が源泉かけ流しにされています。泉温65.5℃を加水・加温せず、42℃強位で供給。肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なしで、湯口の湯を口に含むと、ほんのり鉄臭がして旨じょっぱい。小さな赤茶色の湯の花も舞っています。岩にも、白茶色の温泉成分の析出物が堆積。奥に2人位が入れる窪みがあり、浅いので半身浴も。ずっと貸切状態で、まったりできました。
湯上りに、脱衣場入口に会津屋源泉の飲泉場があったので飲んでみましたが、やはりほんのり鉄臭がして旨じょっぱい味でした。
続いて、5階にある男女別の露天風呂へ。こちらは、17:30までは普通に入れますが、夜は有料の貸切風呂へ変わります。
狭い脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側手前に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、ミキモトのみです。
窓がない10人サイズの半露天風呂で、こちらも無色透明のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 会津屋源泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温65.5℃を加水・加温せず、42℃位で供給。PH6.4ながら、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。木立の緑を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
夕食は、6階の食事処「美叶食庵(みかじきあん)」で料理長自慢の創作料理に舌鼓。お品書付で、食事酒は梅酒。先付は菊花浸しで、前菜は旬のおまかせ。この日は、牡蠣の醤油煮・かんぴょうの胡麻和え・ナメコおろし・蓮根チップス・無花果。お造りは、湯葉・甘海老・鯛・鮪。ワンドリンクサービスでチョイスした地酒がすすみます。椀替わりで、松茸土瓶蒸し。しのぎは、蕎麦の実と穴子の艶煮。焼肴は、八汐鱒の豊年焼。油で揚げた稲穂の米の部分も食べられます。思わず、利き酒セット(柏盛・天鷹・燦爛・旭興・純)を追加。5種類で1000円は破格です。強肴は、那須野が原牛の陶板焼き。合肴は、秋の実朴葉焼で、栗・ちい茸・大黒しめじ・合鴨・を朴葉味噌で。油物は、海老芋東寺揚げ。食事は、赤出汁と那須塩原産のコシヒカリの御飯、香の物色々と美人ネギたまり漬。水菓子は、柿のプリン・巨峰・白玉団子でお腹一杯になりました。
翌朝は、日替りで男湯になった3階の大浴場「美肌美人の湯」へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、1階の洞窟風呂と同じものです。
壁側に9人サイズの石造り内湯があり、会津屋源泉を源泉かけ流し。湯温は42℃位で、常時オーバーフローもしています。外に出ると、4人サイズの小さな石造り露天風呂。浴槽の下は、内湯と繋がっています。囲まれて空しか見えませんが、貸切状態でまったりできました。
朝食は、昨晩と同じ食事処で鰆の西京焼き主菜の和定食。サラダやがんもどきの他、篭にナメコ豆腐・とろろ・ひじき・切干し大根・笹かま・ポテサラ・漬物と梅干の小鉢。黒千石納豆に生玉子、海苔もあり、ご飯のお替り必至。味噌汁の他に、きのこ野菜汁も付いてお腹いっぱいに。デザートのプリンも美味しかったです。
〈会津屋源泉・会津屋岩風呂源泉混合泉〉 1F 洞窟風呂
主な成分: ナトリウムイオン309.5mg、カルシウムイオン78.2mg、マグネシウムイオン29.4mg、マンガンイオン0.5mg、第一鉄イオン0.8mg、フッ素イオン0.3mg、塩素イオン453.6mg、硫酸イオン27.9mg、炭酸水素イオン420.7mg、臭素イオン1.1mg、メタ亜ヒ酸0.1mg、メタケイ酸340.0mg、メタホウ酸17.7mg、遊離二酸化炭素70.6mg、成分総計1.794g
〈会津屋源泉〉 1F 飲泉場・3F 美肌美人の湯・5F 露天風呂
主な成分: ナトリウムイオン341.8mg、カルシウムイオン86.3mg、マグネシウムイオン32.3mg、マンガンイオン0.7mg、第一鉄イオン1.1mg
※ただし、平成18年の古い分析書で、しかも陽イオンの方しかないので参考までに。13人が参考にしています
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連休を利用して、『会津屋』に行ってきました。この宿の魅力は、温泉!その名も「美人の湯」。美人という言葉に引かれて、足を運んだこの宿の湯の力は本物でした。お肌がつるつるになりました。ちょっと感動です。しかも、うれしいことに、このお湯は飲めるし、しかも宿では食事にも、その施設内で受けれるエステにも温泉湯を使っているとのこと。お肌つるつる、気持ちもゆったり、いい連休になりました。
3人が参考にしています
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