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東京といえば黒湯の温泉。
近場でいい黒湯銭湯はないか、と探していたら駅近のこちらがあったので、夜に訪れました。
駅からは北口を出て海側へ向かって行きます。のぼりが店頭になければ、銭湯とはわからない外観です。
一階で靴を下駄箱へ入れてから番台で450円を払います。貴重品ロッカーが番台の並びにあるので、気になるようならどうぞお使いください、と言われました。
100円リターン式ロッカーが二階の脱衣場にあります。
浴室には全部で20近くの洗い場があり、浴槽近くの洗い場だけリンスインシャンプーとボディソープが備え付けてありました。銭湯って何もないんじゃないの?とビックリ。皆さん各自でシャンプーやボディソープを持ってきていました。
洗い場のお湯は、押さないと出ない蛇口(手を離すとすぐ止まる)と、固定式シャワーです。シャワーはノブを倒すとお湯が出続けます。
洗い場は仕切りこそないものの、真横一直線なつくりではない為、隣合わなければ泡攻撃に悩む心配があまりなさそうです。
浴槽は、深い熱湯(43度位)と浅い温湯と泡風呂があります。
ガラスの扉を隔てて、黒湯の浴槽があります。
湯温は42度位、まるで墨を使ったかのような黒いお湯が満たされていました。
においは独特で硫黄とも油とも違うものです。
注意書に「黒湯に浸かったあとはしっかり体を拭いてください」というようなものがあったので、内湯でかけ湯をしてからいつも以上に丁寧に体を拭いてから脱衣場へ戻りました。
ご近所の常連さんと思われるご婦人に話しかけたら、たまたま今日はいつも以上に空いているとのこと。夜は基本的にお客さんが少ないそうです。確かに、大人もそろそろ寝るような時間でしたが…
マナー違反では?というような方もいなくて、静かに過ごせるいい銭湯です。
回数券を買うと少し安く利用できるので、リピートするなら考えてもいいかな、と思いました。
会社帰りに気軽に行ける温泉が見つかってうれしいです。4人が参考にしています